指揮者セルジュ・チェリビダッケはベートーヴェンの第九をほとんど指揮しない。書籍によると、第4楽章を「サラダ」とし、無秩序を嫌ったと言う。また、ヴィルヘルム・フルトヴェングラーの影響も指揮回避の理由とされる。彼の第九は1989年の記録が唯一で、評価は分かれる。
Apple Musicのリプレイ機能が1年間の聴取統計を提供することが楽しみです。今年最も聴いたアルバムはアンドリス・ネルソンス指揮のブルックナー交響曲全集で、約43.6時間聴いていました。また、著者はネルソンスを最も多く聴いたアーティストに選ばれたことを嬉しく思っています。
97歳の指揮者ヘルベルト・ブロムシュテットは、今年も活発に活動しています。7月にはバンベルク交響楽団とブルックナーの交響曲第9番を演奏し、10月にはNHK交響楽団で指揮。また、11月21日にはフィルハーモニア管弦楽団でマーラーの交響曲第9番を指揮しました。彼の独自スタイルは、手だけで音楽を魔法のように紡ぎ出しています。
マリス・ヤンソンスは1979年から2002年までオスロ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者として活躍し、世界的なオーケストラに育て上げた。1992年に録音されたドヴォルザークの交響曲第7番と第8番は、彼の卓越した演奏技術を示しており、特に第7番は感動を呼ぶ名演となっている。
オランダのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団と名指揮者カール・ベームの意外なコラボレーション。コンセルトヘボウでの演奏会に13回しか指揮していませんが1955年にモーツァルトの交響曲5曲を録音しています。厳格な演奏で意外な組み合わせだからこその魅力があります。
バイエルン放送交響楽団は2024年11月に新・首席指揮者サー・サイモン・ラトルとのコンビで初の来日公演を行いました。11月27日のサントリーホールではリゲティ、ヴァーグナー、ヴェーベルン、ブルックナーの作品を演奏。透き通った響きとアンサンブルのオケの伝統を継承しつつもモダンさを追加。ブル9番では深く感銘させました。
最近のコメント