往年の名演奏が廉価で購入できるワーナー・クラシックスですが、タワーレコードで現在輸入盤CD BOXのセールが開催中で、さらにお安くなっています。フルトヴェングラーのベートーヴェン交響曲全集が990円など、バナナの叩き売り状態になっていますので、私もこれをきっかけに聴いてみます。
ゲオルグ・ショルティは1960年代にウィーンフィルとブルックナーの交響曲を2つ録音し、1979年から90年代にシカゴ響と全集を完成させています。特集記事として、ショルティが描いたスケールの大きなブルックナーの演奏を録音順にレビューしていきます。
ロンドン交響楽団の音楽監督を務めているサー・サイモン・ラトルが2023年で降りることになり、その後任が注目されていましたが、本日発表があり、サー・アントニオ・パッパーノが2024年9月から首席指揮者に就くことに決まりました。
ロシア出身の伝説的なピアニスト、
スヴャトスラフ・リヒテルはベートーヴェンのピアノ協奏曲の第3番を好んで演奏していました。1962年にクルト・ザンデルリング指揮のウィーン交響楽団と録音したものでは、詩情とダイナミックさのコントラストが見事です。
クラシック音楽のレコーディングは膨大にあるので、初めて聴くにはどの演奏を聴いたら良いのか迷いますよね。そんなとき、レコードショップのレビューを見たり、色々な方が書いたブログを読んだりも良いですが、一冊の本でまとめて読むの良いですよ。百田尚樹さんの至高の音楽を紹介します。
イタリア出身の名指揮者カルロ・マリア・ジュリーニは首席客演指揮者だったシカゴ交響楽団と名演を数多くおこなってきました。1969年10月に録音されたブラームスの交響曲第4番では、グイグイと進んでいく推進力が魅力。後のウィーンフィルとのジュリーニの再録にはない特徴です。ここでも旋律が引き出されています。
カルロ・マリア・ジュリーニは晩年にブルックナーの名盤を次々に生み出していきましたが、交響曲第8番は1984年にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と演奏したもの。全曲で88分という長大な演奏ながら、しっかりとした構造を持たせた演奏で、レコードアカデミー賞を受賞しています。
ブルックナーの大家として知られる指揮者、オイゲン・ヨッフムは2回交響曲全集を完成させています。1回目は1958年から1967年にかけてベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とバイエルン放送交響楽団を振り分けて完成させました。重厚感があり、ドイツならではの厳しくも武骨な演奏をおこなっています。
マリス・ヤンソンスは首席指揮者を務めたバイエルン放送交響楽団を指揮して、2005年から2017年にかけて断片的にブルックナーの交響曲のライヴ録音をおこなってきました。遺したのは6曲だけですが、いずれもヤンソンスらしい奥深さとハーモニーの美しさで、現代最高峰のブルックナーと言えるでしょう。
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