ベートーヴェン交響曲全集 アンドレ・クリュイタンス/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1957-1960年)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と初めてベートーヴェンの交響曲全集を録音したのは、ベルギー出身でフランス音楽を得意としたアンドレ・クリュイタンス。1957年から1960年の録音で、雄大で堂々とした風格。これを聴くとなぜ彼が最初の全集の指揮者に選ばれたのか、よく分かります。
ショパン ピアノ協奏曲全集 マルタ・アルゲリッチ/シャルル・デュトワ/モントリオール管弦楽団(1998年)
現代を代表するピアニストの一人、マルタ・アルゲリッチは1998年にシャルル・デュトワ指揮モントリオール交響楽団とショパンのピアノ協奏曲2つを録音しています。癌の手術後の翌年の一球入魂の演奏は、日本と英国の音楽賞を受賞した名盤です。
ブラームス ピアノ協奏曲全集 エレーヌ・グリモー/アンドリス・ネルソンス/バイエルン放送交響楽団/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(2012年)
エレーヌ・グリモーはブラームスのピアノ協奏曲を何度も演奏していますが、2012年にアンドリス・ネルソンス指揮のバイエルン放送交響楽団とウィーン・フィルハーモニー管弦楽団という理想のパートナーを得て2曲を録音しています。グリモーらしいカラフルな色彩の演奏です。
ベートーヴェン交響曲全集 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/バイロイト祝祭管弦楽団/ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団(1948-1954年)
往年の名指揮者、ヴィルヘルム・フルトヴェングラーは1948年から1954年にかけてウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団、バイロイト祝祭管弦楽団を指揮してベートーヴェンの交響曲を録音しています。特にバイロイトの第九と呼ばれる第9番はすごいです。
ブルックナー交響曲第2番&第8番 アンドリス・ネルソンス/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(2019年)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のカペルマイスターを務めるアンドリス・ネルソンスは、ブルックナーの交響曲全集を進めていて、最新リリースは2019年9月と12月の交響曲第8番と第2番のライヴ録音。しっとりとしたテイストや攻めのテンポで、あっと驚く演奏を聴かせてくれます。
スヴャトスラフ・リヒテル デッカ、フィリップス、ドイツ・グラモフォン録音全集
ロシア出身の伝説的なピアニスト、 スヴャトスラフ・リヒテルはベートーヴェンのピアノ協奏曲の第3番を好んで演奏していました。1962年にクルト・ザンデルリング指揮のウィーン交響楽団と録音したものでは、詩情とダイナミックさのコントラストが見事です。
カルロ・マリア・ジュリーニ シカゴ・レコーディングズ
イタリア出身の名指揮者カルロ・マリア・ジュリーニは首席客演指揮者だったシカゴ交響楽団と名演を数多くおこなってきました。1969年10月に録音されたブラームスの交響曲第4番では、グイグイと進んでいく推進力が魅力。後のウィーンフィルとのジュリーニの再録にはない特徴です。ここでも旋律が引き出されています。
ブラームス交響曲全集 ベルナルト・ハイティンク/ロンドン交響楽団(2003-2004年)
オランダ出身の巨匠指揮者、ベルナルト・ハイティンクは3度目となるブラームスの交響曲全集を2003年から2004年にかけてロンドン交響楽団を指揮して完成させました。ライヴ録音による演奏で、これまでの慣習にとらわれない純器楽的な演奏で、力を抜いてリラックスしている感じの演奏です。
ブルックナー交響曲第8番 カルロ・マリア・ジュリーニ/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1984年)
カルロ・マリア・ジュリーニは晩年にブルックナーの名盤を次々に生み出していきましたが、交響曲第8番は1984年にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と演奏したもの。全曲で88分という長大な演奏ながら、しっかりとした構造を持たせた演奏で、レコードアカデミー賞を受賞しています。
ブルックナー交響曲全集 オイゲン・ヨッフム/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団&バイエルン放送交響楽団(1958-1966年)
ブルックナーの大家として知られる指揮者、オイゲン・ヨッフムは2回交響曲全集を完成させています。1回目は1958年から1967年にかけてベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とバイエルン放送交響楽団を振り分けて完成させました。重厚感があり、ドイツならではの厳しくも武骨な演奏をおこなっています。
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