リトアニア出身の女性指揮者、ミルガ・グラジニーテ=ティーラが2021年3月にドイツの名門オーケストラ、バイエルン放送交響楽団に指揮デビューしました。コロナの影響で無観客の演奏でしたが、蝶のように舞う指揮姿でバイエルン放送響から美音を引き出しています。
現代を代表するピアニストの一人、マルタ・アルゲリッチは1998年にシャルル・デュトワ指揮モントリオール交響楽団とショパンのピアノ協奏曲2つを録音しています。癌の手術後の翌年の一球入魂の演奏は、日本と英国の音楽賞を受賞した名盤です。
エレーヌ・グリモーはブラームスのピアノ協奏曲を何度も演奏していますが、2012年にアンドリス・ネルソンス指揮のバイエルン放送交響楽団とウィーン・フィルハーモニー管弦楽団という理想のパートナーを得て2曲を録音しています。グリモーらしいカラフルな色彩の演奏です。
往年の名指揮者、ヴィルヘルム・フルトヴェングラーは1948年から1954年にかけてウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団、バイロイト祝祭管弦楽団を指揮してベートーヴェンの交響曲を録音しています。特にバイロイトの第九と呼ばれる第9番はすごいです。
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のカペルマイスターを務めるアンドリス・ネルソンスは、ブルックナーの交響曲全集を進めていて、最新リリースは2019年9月と12月の交響曲第8番と第2番のライヴ録音。しっとりとしたテイストや攻めのテンポで、あっと驚く演奏を聴かせてくれます。
往年の名演奏が廉価で購入できるワーナー・クラシックスですが、タワーレコードで現在輸入盤CD BOXのセールが開催中で、さらにお安くなっています。フルトヴェングラーのベートーヴェン交響曲全集が990円など、バナナの叩き売り状態になっていますので、私もこれをきっかけに聴いてみます。
ゲオルグ・ショルティは1960年代にウィーンフィルとブルックナーの交響曲を2つ録音し、1979年から90年代にシカゴ響と全集を完成させています。特集記事として、ショルティが描いたスケールの大きなブルックナーの演奏を録音順にレビューしていきます。
ロンドン交響楽団の音楽監督を務めているサー・サイモン・ラトルが2023年で降りることになり、その後任が注目されていましたが、本日発表があり、サー・アントニオ・パッパーノが2024年9月から首席指揮者に就くことに決まりました。
ロシア出身の伝説的なピアニスト、
スヴャトスラフ・リヒテルはベートーヴェンのピアノ協奏曲の第3番を好んで演奏していました。1962年にクルト・ザンデルリング指揮のウィーン交響楽団と録音したものでは、詩情とダイナミックさのコントラストが見事です。
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