ヴラディーミル・ホロヴィッツは晩年の1986年におよそ半世紀ぶりにベルリンでリサイタルを開きます。スカルラッティやシューマン、ラフマニノフ、スクリャービン、リスト、ショパンなどホロヴィッツが得意とした作品で聴衆を湧かせました。モシュコフスキの「鬼火」で締めて茶目っ気を感じるリサイタルです。
ヴラディーミル・アシュケナージはスクリャービンの第一人者でもあり、ピアノ・ソナタや交響曲の全集を完成させています。ピアノ・ソナタは1972年から84年にかけて録音され、1977年6月に録音された第2番はオランダのエジソン賞を受賞した名盤です。詩情と情熱を感じさせます。
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