ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を38年ぶりに指揮するセルジュ・チェリビダッケ (C) Sony
戦後フルトヴェングラーが離れていた時代にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めていたセルジュ・チェリビダッケは1954年11月29日の演奏会をもってベルリンを離れました。38年ぶりにドイツ大統領の要請で実現した1992年3月31日と4月1日の演奏会ではブルックナーの交響曲第7番を演奏。
ブルックナーの交響曲第8番のオススメの録音 アイキャッチ画像
5月25日更新:カラヤン&VPOの聖フローリアン・ライヴを追加を追加。作曲家アントン・ブルックナーの最高傑作と言われる交響曲第8番。古今東西の名指揮者とオーケストラがこの曲を録音してきました。ベーム、カラヤン、ハイティンクの往年の録音から、ヤンソンス、ネルソンス、ティーレマンなど最新も含めて名盤を紹介していきます。
ブルックナー交響曲第8番 ヘルベルト・フォン・カラヤン/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1979年6月4日 アイキャッチ画像
ブルックナーが生前オルガニストとして活躍し、没後に埋葬された聖フローリアン修道院。1979年6月4日にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮してヘルベルト・フォン・カラヤンはブルックナーの交響曲第8番を演奏しました。壮麗な響きはカラヤン屈指の出来です。
ブルックナー交響曲第9番 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (1944年10月7日)
20世紀最大の名指揮者、ヴィルヘルム・フルトヴェングラーは実はブルックナーの交響曲第9番を振ってデビューを果たしています。録音は数少ないですが1944年10月にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とライヴ録音をしています。ブルックナーもフルトヴェングラーが指揮するとこんなに違うのかと驚いたものでした。
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とブルックナーの交響曲第9番を指揮するヘルベルト・フォン・カラヤン。1978年5月 (c) ドイツ・グラモフォン
ウィーン国立歌劇場の監督と対立し、1964年に芸術監督を辞任してから録音とザルツブルク音楽祭以外では共演しなくなったヘルベルト・フォン・カラヤンとウィーン・フィルハーモニー管弦楽団。1978年5月にカラヤンが久しぶりに指揮台に立ち、ブルックナーの交響曲第9番とテ・デウムを演奏します。映像作品をレビュー。
ブルックナーの交響曲第9番の第4楽章のフィナーレを指揮するヘルベルト・フォン・カラヤン&ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (1985年11月24日) (C) Sony
ブルックナーを度々演奏、録音してきたヘルベルト・フォン・カラヤンは晩年の1980年代後半にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と交響曲第7番と8番を録音しましたが第9番はありませんでした。しかしベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮した1985年11月24日の万霊節での映像があり、晩年のカラヤンの境地を感じます。
ブルックナー交響曲第6番 トーマス・ダウスゴー/ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団 アイキャッチ画像
デンマーク出身の指揮者トーマス・ダウスゴーはノルウェーのベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団とブルックナーの交響曲チクルスを進めています。第1弾となったのは第6番。突き進むような圧倒的な演奏で従来のこの曲のイメージを刷新。音楽之友社の名曲名盤500+100でこの曲の第1位となったアルバムです。
ブルックナー交響曲第6番 サー・サイモン・ラトル/ロンドン交響楽団 アイキャッチ画像
ロンドン交響楽団とブルックナーの録音を続けるサー・サイモン・ラトル。その最初は2019年に録音した交響曲第6番。2015年に出版されたばかりのコールス版原典版を使用していて、ブルックナーの音楽をより正確に表しています。まろやかさとしなやさかさがある新しいブルックナー像を描いています。
ブルックナー交響曲第6番 ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン/オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団 (2012年)
オランダ出身の指揮者ヤープ・ヴァン・ズヴェーデンはオランダ放送フィルハーモニー管弦楽団との首席指揮者時代にブルックナーの交響曲全集を完成させています。交響曲第6番は真面目さとほの暗さがある演奏で、Apple Musicでも上位にランクインする人気アルバムです。
ブルックナー交響曲第3番 トーマス・ダウスゴー/ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団 アイキャッチ画像
デンマークの指揮者トーマス・ダウスゴーは、ノルウェーのベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団とブルックナーの交響曲チクルスに取り組んでいます。2019年6月には交響曲第3番「ヴァーグナー」を録音。演奏頻度があまりない1873年の第1稿を採用し、好きか嫌いか分かれるモノリスの大作からむき出しの感情を引き出しています。
Twitterタイムライン
カテゴリー
タグ
1976年 (21) 1977年 (16) 1978年 (19) 1979年 (14) 1980年 (14) 1985年 (14) 1987年 (17) 1988年 (15) 1989年 (14) 2019年 (21) アンドリス・ネルソンス (21) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (83) ウィーン楽友協会・大ホール (59) エジソン賞 (19) オススメ度3 (81) オススメ度4 (116) オススメ度5 (149) カルロ・マリア・ジュリーニ (27) カール・ベーム (28) キングズウェイ・ホール (15) クラウディオ・アバド (24) クリスティアン・ティーレマン (18) グラミー賞 (29) コンセルトヘボウ (35) サー・ゲオルグ・ショルティ (54) サー・サイモン・ラトル (22) シカゴ・オーケストラ・ホール (23) シカゴ・メディナ・テンプル (16) シカゴ交響楽団 (53) バイエルン放送交響楽団 (35) フィルハーモニー・ガスタイク (16) ヘラクレス・ザール (21) ヘルベルト・フォン・カラヤン (33) ベルナルト・ハイティンク (37) ベルリン・イエス・キリスト教会 (22) ベルリン・フィルハーモニー (33) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (67) マウリツィオ・ポリーニ (17) マリス・ヤンソンス (43) ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 (18) リッカルド・シャイー (21) レコードアカデミー賞 (26) ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 (43) ロンドン交響楽団 (14) ヴラディーミル・アシュケナージ (28)
Categories