パーヴォ・ヤルヴィ指揮チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団によるブルックナー交響曲第8番のアルバムが2022年9月に録音されました。この録音は、同オーケストラによる51年ぶりのブル8で、国際クラシック音楽賞(ICMA)で最優秀交響楽部門を受賞しました。澄み切った響きで伽藍洞のように響かせています。
パーヴォ・ヤルヴィ指揮のチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団によるブルックナー交響曲第7番のアルバムは、対向配置のオーケストラと改修されたトーンハレでの録音で、第1楽章第1主題の深呼吸するかのような伸びのある旋律、第2主題での足早なペースとの絶妙な対比を実現。ノーヴァク版をベースにしつつヤルヴィの解釈が加わっています。
パーヴォ・ヤルヴィが指揮するトーンハレ・チューリッヒ管弦楽団のブルックナー交響曲第9番(2023年9月録音)は、ブルックナー三部作の録音のトリを飾ったもの。新しいトーンハレホールの完成後に録音されました。ホールの音響を生かした秀演です。ヤルヴィの自然体の指揮が穏やかさとドラマティックさを引き立てます。
戦後フルトヴェングラーが離れていた時代にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めていたセルジュ・チェリビダッケは1954年11月29日の演奏会をもってベルリンを離れました。38年ぶりにドイツ大統領の要請で実現した1992年3月31日と4月1日の演奏会ではブルックナーの交響曲第7番を演奏。
10月12日更新:ヤルヴィ&トーンハレ管を追加を追加。作曲家アントン・ブルックナーの最高傑作と言われる交響曲第8番。古今東西の名指揮者とオーケストラがこの曲を録音してきました。ベーム、カラヤン、ハイティンクの往年の録音から、ヤンソンス、ネルソンス、ティーレマンなど最新も含めて名盤を紹介していきます。
ブルックナーが生前オルガニストとして活躍し、没後に埋葬された聖フローリアン修道院。1979年6月4日にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮してヘルベルト・フォン・カラヤンはブルックナーの交響曲第8番を演奏しました。壮麗な響きはカラヤン屈指の出来です。
20世紀最大の名指揮者、ヴィルヘルム・フルトヴェングラーは実はブルックナーの交響曲第9番を振ってデビューを果たしています。録音は数少ないですが1944年10月にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とライヴ録音をしています。ブルックナーもフルトヴェングラーが指揮するとこんなに違うのかと驚いたものでした。
ウィーン国立歌劇場の監督と対立し、1964年に芸術監督を辞任してから録音とザルツブルク音楽祭以外では共演しなくなったヘルベルト・フォン・カラヤンとウィーン・フィルハーモニー管弦楽団。1978年5月にカラヤンが久しぶりに指揮台に立ち、ブルックナーの交響曲第9番とテ・デウムを演奏します。映像作品をレビュー。
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