ブルックナー交響曲全集 リッカルド・シャイー/ベルリン放送交響楽団&ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1984-1999年)
リッカルド・シャイーはベルリン放送交響楽団(現ベルリン・ドイツ交響楽団)とロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団を振り分けてブルックナーの交響曲全集を完成させています。15年間に及び長期の企画でじっくりとブルックナーに向き合ったシャイーが美しさとまろやかさで新たな魅力を引き出しています。
ストラヴィンスキー 組曲『春の祭典』 サー・ゲオルグ・ショルティ/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1991年)
指揮者サー・ゲオルグ・ショルティは、シカゴ交響楽団の音楽監督を退任する前からヨーロッパのオーケストラへの客演が増えます。1991年9月にはオランダのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団に客演し、ストラヴィンスキーの『春の祭典』をライヴ録音。1974年のシカゴ響以来の再録音となったショルティのハルサイ、スリリングです。
マーラー交響曲第9番 リッカルド・シャイー/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(2004年)
リッカルド・シャイーはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者退任の2004年に、マーラーの交響曲第9番をライヴ録音します。全集の最後を飾った録音となり、90分というゆったりとした歩みで名残惜しいように流れていきます。別れの曲とも言われるマーラーの大作を長年連れ添ったシャイーとコンセルトヘボウ管が演奏。
R.シュトラウス アルプス交響曲 ベルナルト・ハイティンク/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 アイキャッチ画像
幅広いレパートリーを持っていた指揮者ベルナルト・ハイティンクにとって、珍しいのがリヒャルト・シュトラウス。意外にも録音は少ないですが、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団を指揮してアルプス交響曲(1985年)と死と変容(1981年)をそれぞれ録音しました。いぶし銀のハイティンクによる誠実でバランス良い響きです。
マーラー交響曲第2番「復活」の最終楽章を指揮するマリス・ヤンソンス。2009年 (c) RCO Live
ドイツのバイエルン放送交響楽団とオランダのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の両方の首席指揮者を務めたマリス・ヤンソンス。ベートーヴェンについても得意としていましたが、バイエルン放送響とは交響曲全集を始め再録音もあるのに対し、コンセルトヘボウ管とは第2番と第5番「運命」のライヴ録音があるだけなのです。
エフゲニー・キーシン ピアノ・リサイタル(2006-16年)
現代最高のピアニストの一人、エフゲニー・キーシンは、ドイツ・グラモフォン・レーベルに移籍し、第1弾がベートーヴェンのライヴ録音集。2006年から16年までの世界各地でのリサイタルの音源です。ノイズがひどいですがキーシンの深化を感じる貴重なアルバム。
プロコフィエフ交響曲第3番他 リッカルド・シャイー/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1991年)
リッカルド・シャイーはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者時代、1991年5月にプロコフィエフの交響曲第3番を録音しています。シャイーにとっての現時点で唯一プロコフィエフで録音した交響曲で、10年ぶりの再録音。アヴァンギャルドな響きでカラフルなサウンドで描いています。
マーラー交響曲第7番「夜の歌」 マリス・ヤンソンス/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(2016年)
2015年3月にロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者を退任したマリス・ヤンソンス。その後も良好な関係を築き、2016年9月に客演してマーラーの交響曲第7番「夜の歌」を指揮しています。ゴージャスなコンセルトヘボウ・サウンドでまろやかに聴かせます。
ベートーヴェン交響曲全集 ベルナルト・ハイティンク/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1985-87年)
ベルナルト・ハイティンクは首席指揮者を務めていたロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団と、最後の時代にベートーヴェンの交響曲全集を録音しています。コンセルトヘボウ管創立100周年を記念するアルバムで、直球勝負のオーソドックスな解釈とコンセルトヘボウ・サウンドによる演奏はレコード・アカデミー賞を受賞しています。
ラフマニノフ ピアノ協奏曲全集 ヴラディーミル・アシュケナージ/ベルナルト・ハイティンク/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1984-1986年)
ラフマニノフを得意とするヴラディーミル・アシュケナージは、2回目のピアノ協奏曲全集を1980年代中盤に盟友ベルナルト・ハイティンク指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団とレコーディングしています。旧録よりも強靭さと色彩が増したアシュケナージのピアノに、渋いコンセルトヘボウ管が完璧なエスコートをしています。
Twitterタイムライン
カテゴリー
タグ
1976年 (21) 1977年 (16) 1978年 (19) 1980年 (14) 1985年 (14) 1987年 (17) 1988年 (15) 1989年 (14) 2019年 (20) アンドリス・ネルソンス (19) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (81) ウィーン楽友協会・大ホール (58) エジソン賞 (18) オススメ度2 (14) オススメ度3 (79) オススメ度4 (115) オススメ度5 (145) カルロ・マリア・ジュリーニ (27) カール・ベーム (28) キングズウェイ・ホール (15) クラウディオ・アバド (24) クリスティアン・ティーレマン (18) グラミー賞 (29) コンセルトヘボウ (35) サー・ゲオルグ・ショルティ (54) サー・サイモン・ラトル (22) シカゴ・オーケストラ・ホール (23) シカゴ・メディナ・テンプル (16) シカゴ交響楽団 (52) バイエルン放送交響楽団 (35) フィルハーモニー・ガスタイク (16) ヘラクレス・ザール (21) ヘルベルト・フォン・カラヤン (32) ベルナルト・ハイティンク (37) ベルリン・イエス・キリスト教会 (22) ベルリン・フィルハーモニー (33) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (65) マウリツィオ・ポリーニ (17) マリス・ヤンソンス (42) ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 (17) リッカルド・シャイー (21) レコードアカデミー賞 (26) ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 (42) ロンドン交響楽団 (14) ヴラディーミル・アシュケナージ (28)
Categories