3月 2021

スヴャトスラフ・リヒテル デッカ、フィリップス、ドイツ・グラモフォン録音全集

ベートーヴェン ピアノ協奏曲第3番 リヒテル/ザンデルリング/ウィーン響(1962年)

ロシア出身の伝説的なピアニスト、
スヴャトスラフ・リヒテルはベートーヴェンのピアノ協奏曲の第3番を好んで演奏していました。1962年にクルト・ザンデルリング指揮のウィーン交響楽団と録音したものでは、詩情とダイナミックさのコントラストが見事です。

百田尚樹「至高の音楽」(PHP研究所)

クラシック音楽のオススメを本で読む〜百田尚樹著『至高の音楽』

クラシック音楽のレコーディングは膨大にあるので、初めて聴くにはどの演奏を聴いたら良いのか迷いますよね。そんなとき、レコードショップのレビューを見たり、色々な方が書いたブログを読んだりも良いですが、一冊の本でまとめて読むの良いですよ。百田尚樹さんの至高の音楽を紹介します。

ブルックナー交響曲全集 リッカルド・シャイー/ベルリン放送交響楽団&ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1984-1999年)

シャイーが15年掛けて録音したまろやかなブルックナー交響曲全集 コンセルトヘボウ管&ベルリン放送響(1984-99年)

リッカルド・シャイーはベルリン放送交響楽団(現ベルリン・ドイツ交響楽団)とロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団を振り分けてブルックナーの交響曲全集を完成させています。15年間に及び長期の企画でじっくりとブルックナーに向き合ったシャイーが美しさとまろやかさで新たな魅力を引き出しています。

カルロ・マリア・ジュリーニ シカゴ・レコーディングズ

これがジュリーニ!? グイグイと進む推進力 シカゴ響とのブラームス交響曲第4番(1969年)

イタリア出身の名指揮者カルロ・マリア・ジュリーニは首席客演指揮者だったシカゴ交響楽団と名演を数多くおこなってきました。1969年10月に録音されたブラームスの交響曲第4番では、グイグイと進んでいく推進力が魅力。後のウィーンフィルとのジュリーニの再録にはない特徴です。ここでも旋律が引き出されています。

ブラームス交響曲全集 ベルナルト・ハイティンク/ロンドン交響楽団(2003-2004年)

ハイティンク3度目のブラームス交響曲全集 重厚感や情熱とは距離を置く意外な演奏 ロンドン響(2003-04年)

オランダ出身の巨匠指揮者、ベルナルト・ハイティンクは3度目となるブラームスの交響曲全集を2003年から2004年にかけてロンドン交響楽団を指揮して完成させました。ライヴ録音による演奏で、これまでの慣習にとらわれない純器楽的な演奏で、力を抜いてリラックスしている感じの演奏です。

ブルックナー交響曲第8番 カルロ・マリア・ジュリーニ/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1984年)

レコードアカデミー賞受賞!87分の長大な演奏 ブルックナー交響曲第8番 ジュリーニ/ウィーンフィル(1984年)

カルロ・マリア・ジュリーニは晩年にブルックナーの名盤を次々に生み出していきましたが、交響曲第8番は1984年にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と演奏したもの。全曲で88分という長大な演奏ながら、しっかりとした構造を持たせた演奏で、レコードアカデミー賞を受賞しています。

ブルックナー交響曲全集 オイゲン・ヨッフム/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団&バイエルン放送交響楽団(1958-1966年)

オイゲン・ヨッフム1回目のブルックナー交響曲全集 ベルリンフィル&バイエルン放送響(1958-1967年)

ブルックナーの大家として知られる指揮者、オイゲン・ヨッフムは2回交響曲全集を完成させています。1回目は1958年から1967年にかけてベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とバイエルン放送交響楽団を振り分けて完成させました。重厚感があり、ドイツならではの厳しくも武骨な演奏をおこなっています。

ブルックナー交響曲選集 マリス・ヤンソンス/バイエルン放送交響楽団(2005-2017年)

緻密で穏やかで美しい、マリス・ヤンソンス/バイエルン放送響のライヴ録音によるブルックナー交響曲選集(2005ー17年)

マリス・ヤンソンスは首席指揮者を務めたバイエルン放送交響楽団を指揮して、2005年から2017年にかけて断片的にブルックナーの交響曲のライヴ録音をおこなってきました。遺したのは6曲だけですが、いずれもヤンソンスらしい奥深さとハーモニーの美しさで、現代最高峰のブルックナーと言えるでしょう。

牛車 イメージ図

牛鳴坂とビドロ

東京都港区赤坂にある坂、牛鳴坂(うしなきざか)。路面が悪くて牛が苦しむほどだったというのが名前の由来ですが、この急な坂を上るとムソルグスキーの「展覧会の絵」の「ビドロ(牛車)」の音楽が脳内再生されてくるほど、キツイ坂です。