現代を代表するピアニストの一人、マウリツィオ・ポリーニはショパンのピアノソナタ第2番と第3番を1984年に録音しました。正確なコントロールと力強い圧倒的な演奏で、丸みも感じられます。日本のレコード・アカデミー賞とオランダのエジソン賞をダブル受賞した名盤です。
R.シュトラウスを得意としたサー・ゲオルグ・ショルティは、オペラや管弦楽曲を数多く録音しています。アルプス交響曲は意外にもバイエルン放送交響楽団との共演で、様々に変わる山の様子をドラマティックに表しています。バイエルン放送響を鳴らしきってガシガシと突き進む登山道にも注目です。
ラファエル・クーベリックは1967年から1971年にマーラーの交響曲全集をバイエルン放送交響楽団とおこなっています。スタンダードな演奏として知られ、1967年2月、3月の第9番はバイエルン放送響の美しい響きを引き出して、寂寥に満ちた侘び寂びのある演奏になっています。
マウリツィオ・ポリーニは1980年代にシューベルトの後期ピアノソナタを録音しました。ピアノソナタ第19番、第20番、第21番、アレグレット、そして3つの小品。圧倒的なピアニズムと歌心による驚かされるシューベルト演奏で、日本のレコード・アカデミー賞を受賞した名盤です。
マリス・ヤンソンスとバイエルン放送交響楽団は、2014年11月14日に、ラファエル・クーベリック生誕100周年記念のコンサートで、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」とムソルグスキー(ラヴェル編曲)の組曲「展覧会の絵」を演奏しました。バイエルン放送響から香り豊かな響きを引き出した演奏会です。
現代を代表するピアニストの一人、マウリツィオ・ポリーニは、2015年から2016年にかけてショパンの後期作品をレコーディングしました。舟歌や幻想ポロネーズ、ノクターンは再録音でしたが、初録音となるマズルカも含まれています。円熟味を増したポリーニの今を聴くレコーディングです。
マリス・ヤンソンスが得意としたR.シュトラウス。晩年の最高のパートナーだったバイエルン放送交響楽団を指揮して、2014年に『死と変容』、2016年に『アルプス交響曲』をライヴ録音しています。ヤンソンスらしい極上の官能美とまろやかさで聴かせてくれます。
リトアニア出身の女性指揮者、ミルガ・グラジニーテ=ティーラが2021年3月にドイツの名門オーケストラ、バイエルン放送交響楽団に指揮デビューしました。コロナの影響で無観客の演奏でしたが、蝶のように舞う指揮姿でバイエルン放送響から美音を引き出しています。
エレーヌ・グリモーはブラームスのピアノ協奏曲を何度も演奏していますが、2012年にアンドリス・ネルソンス指揮のバイエルン放送交響楽団とウィーン・フィルハーモニー管弦楽団という理想のパートナーを得て2曲を録音しています。グリモーらしいカラフルな色彩の演奏です。
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