ブルックナー交響曲全集 リッカルド・シャイー/ベルリン放送交響楽団&ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1984-1999年)
リッカルド・シャイーはベルリン放送交響楽団(現ベルリン・ドイツ交響楽団)とロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団を振り分けてブルックナーの交響曲全集を完成させています。15年間に及び長期の企画でじっくりとブルックナーに向き合ったシャイーが美しさとまろやかさで新たな魅力を引き出しています。
ムソルグスキー組曲『展覧会の絵』 ヴラディーミル・アシュケナージ(1967年)
名ピアニスト、ヴラディーミル・アシュケナージはムソルグスキーの組曲『展覧会の絵』の原曲版を2回録音しています。1967年6月の旧録では、ロシアらしい力強さや土臭さも感じる演奏。ビドロでの力強さや、アナログ時代の定評あるデッカの録音技術も聞き所です。
ブルックナー交響曲第3番「ヴァーグナー」 カール・ベーム/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1970年) アイキャッチ画像
ブルックナーを得意としたカール・ベーム。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団との一連の交響曲録音は評価が高いですが、その中でも交響曲第3番「ヴァーグナー」は1970年9月にデッカで録音されました。音響に定評のあるゾフィエンザールで、素朴で実直なブルックナーの姿を描いています。
ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」 カルロ・マリア・ジュリーニ/ロサンゼルス・フィルハーモニック(1978年)
1978年からロサンゼルス・フィルハーモニックの音楽監督を務めたカルロ・マリア・ジュリーニ。最初のシーズンでベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」を取り上げました。1960年に初めてレパートリーに入れて一度封印した「英雄」を1977年に再度学び直し、そしてロスフィルと録音に臨みました。しっかりとした骨格に歌心が溢れます。
ストラヴィンスキー三大バレエ組曲 サー・サイモン・ラトル/ロンドン交響楽団(2017年)
2017年9月から祖国イギリス、ロンドン交響楽団の音楽監督に就任したサー・サイモン・ラトル。「This is Rattle」と銘打たれた就任記念コンサートではストラヴィンスキーの三大バレエ組曲が演奏。そのライヴ録音が4年7ヶ月後にようやくリリースされました。ラトルらしいアドリブを効かせた斬新な演奏です。
メンデルスゾーン交響曲第3番「スコットランド」・第4番「イタリア」 サー・ゲオルグ・ショルティ/シカゴ交響楽団(1985年)
ゲオルグ・ショルティはメンデルスゾーンの交響曲を1985年4月にシカゴ交響楽団を指揮してオーケストラ・ホールでセッション録音しました。第3番「スコットランド」と第4番「イタリア」とも速めのテンポで押し切り、辛口のキレのある演奏でシンフォニックに描いています。
ブルックナー交響曲第9番 ムーティ/シカゴ響(2016年)
リッカルド・ムーティは音楽監督を務めているシカゴ交響楽団を指揮して、2016年6月にブルックナーの交響曲第9番をライヴ録音しています。ムーティにとって初のブルックナーの録音で、シカゴ響の健康的なサウンドでブルックナーの大作を描いた、伸びやかな旋律を引き出したムーティ渾身の演奏です。
R.シュトラウス アルプス交響曲 サー・ゲオルグ・ショルティ/バイエルン放送交響楽団(1979年)
R.シュトラウスを得意としたサー・ゲオルグ・ショルティは、オペラや管弦楽曲を数多く録音しています。アルプス交響曲は意外にもバイエルン放送交響楽団との共演で、様々に変わる山の様子をドラマティックに表しています。バイエルン放送響を鳴らしきってガシガシと突き進む登山道にも注目です。
ドヴォルザーク交響曲第8番、第9番「新世界より」 ラファエル・クーベリック/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1967, 72年)
チェコ出身の名指揮者ラファエル・クーベリックは1966年から72年にかけてベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮してドヴォルザークの交響曲全集を録音しました。第8番と9番はベルリンフィルの力強い演奏でノスタルジーにしない普遍的な演奏に仕上げています。
ブルックナー交響曲第8番 カール・シューリヒト/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1963年)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と良好な関係を築いたカール・シューリヒト。ブルックナーの交響曲第8番を1963年12月に録音しています。削ぎ落とされた質実剛健の響きで、ブルックナーの大作をありのままに描きます。ハース版第2稿をベースにしながらもシューリヒトならではのカットをおこなっているスコアにも注目です。
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