アントン・ブルックナーの肖像画
作曲家アントン・ブルックナーの最高傑作と言われる交響曲第8番ハ短調。古今東西の名指揮者とオーケストラがこの曲を録音してきました。ベーム、ジュリーニ、カラヤン、ハイティンクの往年の録音から、ヤンソンス、ネルソンス、ティーレマンなど最新も含めて18個の録音を聴いてきた中で名盤を紹介していきます。
ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」 カルロ・マリア・ジュリーニ/ロサンゼルス・フィルハーモニック(1978年)
1978年からロサンゼルス・フィルハーモニックの音楽監督を務めたカルロ・マリア・ジュリーニ。最初のシーズンでベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」を取り上げました。1960年に初めてレパートリーに入れて一度封印した「英雄」を1977年に再度学び直し、そしてロスフィルと録音に臨みました。しっかりとした骨格に歌心が溢れます。
ベートーヴェン ピアノ協奏曲第3番・5番「皇帝」 アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ/カルロ・マリア・ジュリーニ/ウィーン交響楽団(1979年)
孤高のピアニスト、アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリが1979年にテレビ放送用にベートーヴェンのピアノ協奏曲を録音しました。同じイタリア出身のカルロ・マリア・ジュリーニ&ウィーン交響楽団をパートナーに、変幻自在のタッチで魅了します。ジュリーニの歌心あるオーケストラにも注目。
フランク交響曲ニ短調 カルロ・マリア・ジュリーニ/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1986年)
セザール・フランクの交響曲ニ短調を3回録音したカルロ・マリア・ジュリーニ。2回目の録音は1986年2月にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮して録音したもので、ベルリンフィルの凄みを感じさせ、暗さが広がります。ジュリーニらしく旋律をじんわり引き出しています。
カルロ・マリア・ジュリーニ シカゴ・レコーディングズ
カルロ・マリア・ジュリーニは首席客演指揮者を務めていたシカゴ交響楽団を指揮して1971年にマーラーの交響曲第1番「巨人」をレコーディングしています。細部までこだわった旋律に溢れた演奏で、フレッシュさも感じます。米国グラミー賞を受賞した名盤です。
ブルックナー交響曲第7番 カルロ・マリア・ジュリーニ/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1986年)
イタリア出身の名指揮者カルロ・マリア・ジュリーニは、1980年代にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とブルックナーの後期交響曲を録音し、いずれも名演奏の評価を得ています。1986年6月にレコーディングされた第7番では、歌心と慈愛さに満ちていますが、クライマックスでは壮大さも持つなど形態美を感じさせてくれます。
ヴェルディ レクイエム カルロ・マリア・ジュリーニ/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1989年)
カルロ・マリア・ジュリーニはフィルハーモニア管弦楽団以来の2回目となるヴェルディのレクイエムの録音をベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と1989年におこないました。若手の歌手を起用して、ジュリーニ晩年のゆったりとしたカンタービレで圧倒的な演奏をおこなっています。
モーツァルト レクイエム カルロ・マリア・ジュリーニ/フィルハーモニア管弦楽団(1989年)
カルロ・マリア・ジュリーニは晩年の1989年にフィルハーモニア管弦楽団を指揮してモーツァルトのレクイエムを再録音しています。最初から最後までゆったりとしたテンポでカンタービレで旋律を引き出した演奏で、ジュリーニならでは慈愛に満ちて歌心が溢れる個性的な名演です。
フォーレ「レクイエム」 キャスリーン・バトル/アンドレアス・シュミット/カルロ・マリア・ジュリーニ/フィルハーモニア管弦楽団(1986年)
イタリア出身の名指揮者カルロ・マリア・ジュリーニは晩年はヨーロッパを軸に客演指揮者として活躍しました。1986年3月にフィルハーモニア管弦楽団を指揮してフォーレのレクイエムをレコーディングしています。ジュリーニ晩年の崇高さを感じる演奏で、ソプラノのバトル、バリトンのシュミットも際立っています。
カルロ・マリア・ジュリーニ イン アメリカ シカゴ交響楽団
カルロ・マリア・ジュリーニはシカゴ交響楽団を指揮して1976年4月にムソルグスキー(ラヴェル編曲)の組曲「展覧会の絵」を録音しています。全盛期のシカゴ響のスケール大きな演奏で、作家の百田尚樹氏が「至高の音楽」でオススメしていたレコーディングです。
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