ブルックナーを度々演奏、録音してきたヘルベルト・フォン・カラヤンは晩年の1980年代後半にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と交響曲第7番と8番を録音しましたが第9番はありませんでした。しかしベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮した1985年11月24日の万霊節での映像があり、晩年のカラヤンの境地を感じます。
2019年以来4年ぶりに来日公演をおこなったベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。ついに首席指揮者キリル・ペトレンコとの来日が実現し、日本のファンを魅了しました。11月20日のサントリーホール公演で聴いたレーガーの作品とR.シュトラウスの「英雄の生涯」の感想をまとめました。
9月10日更新:チェリビダッケのリスボン・ライヴ、シノーポリを追加。作曲家アントン・ブルックナーの最高傑作と言われる交響曲第8番。古今東西の名指揮者とオーケストラがこの曲を録音してきました。ベーム、カラヤン、ハイティンクの往年の録音から、ヤンソンス、ネルソンス、ティーレマンなど最新も含めて名盤を紹介していきます。
ドイツ出身の指揮者で、ブルックナーを得意としたのがギュンター・ヴァント。ライヴ録音や死後にリリースされたものも含めて何種類もレコーディングがありますが、そのどれもが一味違う演奏。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団や北ドイツ放送交響楽団など、ヴァントのブルックナーの魅力を語ります。
ドイツを代表する指揮者ギュンター・ヴァントは、ブルックナーを得意としていました。晩年に名声を得たヴァントはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とも客演し、2001年1月の演奏会ではブルックナーの交響曲第8番を演奏。慈愛があって壮大なブルックナーの世界観です。
カール・ベームと言えば、ゆったりしたテンポで素朴な音楽が得意だと思っていませんか。今回紹介する1959年10月のベルリンフィルとのブラームスの交響曲第1番は、そんなベームのイメージを覆すような、引き締まった重厚感ある演奏を聴かせてくれます。ステレオ初期の録音で、音質も良好です。
ベートーヴェンの交響曲の中でも人気のある第5番「運命」と第7番。クラシック音楽をこれから聴き始める方にもファーストチョイスとしておすすめしたいのが、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の1970年代の録音。スッキリとした洗練されたハーモニーが特徴的です。
ベートーヴェンの交響曲全集は非常にたくさんのレコーディングがありますが、その中でも名指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンのものは6つあります。その中でもセッション録音の4つはどれも説得力があり、アプローチの違いがとても興味深いです。雑感として、どんな違いがあるのか簡単に述べています。
ベルナルト・ハイティンクは1988年と95年にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮してストラヴィンスキーのバレエ音楽4曲(春の祭典、プルチネルラ、火の鳥、ペトルーシュカ)をセッション録音しています。ハイティンクらしいバランス感覚が光ります。
鋼鉄のタッチと評された旧ソ連出身のピアニスト、エミール・ギレリス。1972年6月にオイゲン・ヨッフム指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とブラームスのピアノ協奏曲2曲を録音しています。硬質のオーケストラのサウンドに、力強く硬いピアノが加わります。どこか不器用さもある硬派な演奏です。
最近のコメント