1989年

ベートーヴェン歌劇『フィデリオ』 ベルナルト・ハイティンク/シュターツカペレ・ドレスデン(1989年)

ノーマンに魅了、整ったバランスのハイティンク/ドレスデンのベートーヴェン歌劇『フィデリオ』(1989年)

オランダ出身の指揮者、ベルナルト・ハイティンクは1989年11月にシュターツカペレ・ドレスデンを指揮してベートーヴェンの唯一の歌劇『フィデリオ』を録音しています。ハイティンクらしいバランス感覚の長けたオーケストラの演奏に、レオノーレ役のジェシー・ノイマンが魅力たっぷりに歌声を披露します。

クラウディオ・アバド シンフォニーエディション

クラウディオ・アバドとベルリンフィルの新時代到来!ほとばしる感情と崇高な美しさ ブラームス交響曲全集(1988-91年)

クラウディオ・アバドはベルリンフィルと1988年から1991年にかけてブラームスの交響曲全集を完成させています。帝王ヘルベルト・フォン・カラヤン時代のオーケストラを引き継ぎ、新しい時代へと向かうアバドが、ベルリンフィルと情熱的で感情がほとばしるブラームスを聴かせてくれます。特に交響曲第4番は素晴らしいです。

マーラー交響曲第6番「悲劇的」 リッカルド・シャイー/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1989年)

信じられないぐらい遅い第1楽章と大砲のような第4楽章、マーラー交響曲第6番「悲劇的」 シャイー/コンセルトヘボウ管(1989年)

リッカルド・シャイーとロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団は1989年から2004年に掛けてマーラーの9つの交響曲を録音し、全集を完成させました。その最初となった交響曲第6番「悲劇的」はゆったりとしたテンポで丁寧に演奏されていきます。レビューを記事にまとめました。

リスト ピアノソナタ ロ短調 マウリツィオ・ポリーニ(1989年)

完璧なテクニックと圧倒的な音量、そして歌心 リスト ピアノソナタ ロ短調他 マウリツィオ・ポリーニ(1989年)

現代最高のピアニストの一人、マウリツィオ・ポリーニは1989年にフランツ・リストの難曲ピアノ・ソナタ ロ短調を録音しています。完璧なテクニックと圧倒的な音量、そして緩徐フレーズでの魅せる歌心など、この曲の最高峰の演奏を行っています。カップリングには1988年5月のウィーンでのリスト作品のライヴ・レコーディングも。

ドビュッシー交響詩「海」他 カルロ・マリア・ジュリーニ/コンセルトヘボウ管(1994年)

レコードアカデミー賞受賞! ジュリーニ&コンセルトヘボウ管とのドビュッシー交響詩『海』他 (1994年)

カルロ・マリア・ジュリーニは晩年にロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団を指揮して円熟した音楽を作り出しました。ドビュッシーとラヴェルのライヴ録音のアルバムは日本のレコードアカデミー賞を受賞した名盤です。「マ・メール・ロワ」では豊かな響きで心温まる演奏です。

マーラー交響曲選集 ベルナルト・ハイティンク/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1987-1993年)

ベルリン初の全集となる予定だった、マーラー交響曲選集 ハイティンク/ベルリンフィル(1987-93年)

ベルナルト・ハイティンクは1987年から1993年にかけてベルリンフィルを指揮してマーラーの交響曲第1番〜7番、10番第1楽章を録音。全集の予定だったはずが、フィリップスレーベルの経営危機によって未完に終わってしまった選集です。カラヤン亡き後のベルリンフィルを指揮して、新たな時代を到来させたことを感じさせてくれます。

ブルックナー交響曲第7番 カラヤン/ウィーンフィル(1989年)

カラヤン最後の演奏会&レコーディング 美しすぎるブルックナーの交響曲第7番 ウィーンフィル(1989年)

20世紀を代表する指揮者、ヘルベルト・フォン・カラヤン。彼の最後の演奏会&録音は、1989年4月のウィーンフィルとのブルックナーの交響曲第7番。第2楽章はヴァーグナーの死を予感して書いたと言われている作品。最晩年のカラヤンの新たな決意と美学の境地が感じられます。

ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」 サー・ゲオルグ・ショルティ/シカゴ交響楽団(1989年)

楽譜に忠実、なのにすごい  ショルティとシカゴ響2回目のベートーヴェン交響曲全集から第3番「英雄」(1989年)

サー・ゲオルグ・ショルティとシカゴ交響楽団の2回目のベートーヴェン交響曲全集から第3番「英雄」を紹介。旧録以上に低音部の厚みが増し、迫力と美しさが両立する演奏で、数ある「英雄」の録音の中でも特に素晴らしい演奏だと思います。