R.シュトラウス “ツァラトゥストラ” ヤンソンス/オスロフィル(1995年)

ツァラトゥストラを指揮するマリス・ヤンソンスとオスロフィル
マリス・ヤンソンス オスロ・フィル・レコーディングズ DVD2
マリス・ヤンソンス オスロ・フィル・レコーディングズ DVD2
  • ヤンソンス得意のR.シュトラウス
  • 時代を感じる映像
  • 良いところで映像の乱れ

前回の記事で、マリス・ヤンソンスのオスロフィル時代のレコーディング、ライヴ映像がCD21枚、DVD5枚になってリリースされたことをお伝えした。何から紹介しようかなと考えて、やっぱりCDよりDVDから先に書こうと思った。そして選んだのはDVD2。R.シュトラウスのツァラトゥストラとフランクの交響曲ニ短調が収録されている。ヤンソンス得意のR.シュトラウスを映像で観られるのは嬉しい。

冒頭にノルウェー語でイントロのビデオがあるが、字幕が無いのでよく分からないが、その日の曲目はR.シュトラウスの「ツァラトゥストラはこう語った」、ストラヴィンスキーの詩篇交響曲(フサームシンフォニーと発音していたのでオランダ語のPsalmensymfonieに近いので詩篇交響曲かと)、そしてドビュッシーの「海」だったようだ。ただし、このDVDではこの日の演奏はツァラトゥストラのみが収録されている。

「ツァラトゥストラはこう語った」の演奏は1995年。ノルウェー放送協会の映像なのだが、情報があまり載っておらず、1995年11月7日に「初放送」と書いてあるが具体的な演奏日は不明だ。取り敢えず1995年11月7日を演奏日と書いておくが、それよりも前かもしれない。コンサートホールの場所も解説書に記載が無いのだが、茶色い木の印象が強い床と壁、ホールの奥にも客席があること、ホール右手にパイプオルガンがあることから、オスロフィルの本拠地、オスロ・コンサート・ホールのようだ。

静かなパイプオルガンの通奏低音が鳴り、トランペットが動機を奏で、トロンボーンが強音を鳴らし、ティンパニーの連打。そしてまた2回目、3回目とどんどんボルテージが上がっていき、壮大なクライマックスへと続く。強音が長く続くにつれ、ヤンソンスの指揮も大きくなり、「よしよし、その調子」と思ったら、「ビリビリ」と割れる音と映像の乱れ。

序奏の良いところで、DVDの映像が乱れる

まさかの不良品のDVDに当たってしまったようだ。このDVDをまるまる1枚観たのだが、ここの3分53秒あたりと、「喜びと情熱について」の9分23秒あたりで映像が乱れてしまう。わざわざ一番盛り上がるところで乱れなくても。。

このマリス・ヤンソンスの指揮は熱い。2008年のNHK音楽祭での「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」でも、2012年のザルツブルク音楽祭の「ドン・ファン」でも熱演を行っていたが、R.シュトラウスを指揮すると血が騒ぐのかもしれない。音の魔術師と表現したくなるように、ハーモニーの重なり、「学問について」での官能的な美しさ、そしてところどころほとばしる情熱。

うまい。

ツァラトゥストラを指揮するマリス・ヤンソンスとオスロフィル
ツァラトゥストラを指揮するマリス・ヤンソンスと、オスロフィル

ヤンソンスの髪型を見ると90年代という時代を感じる。

マリス・ヤンソンスとオスロフィルの貴重なR.シュトラウスの快演。ただ、肝心なところで映像が乱れるDVDの不良が何とも惜しい。

オススメ度

評価 :3/5。

指揮:マリス・ヤンソンス
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
演奏:1995年11月7日, オスロ・コンサート・ホール(ライヴ)

【タワレコ】マリス・ヤンソンス オスロ・フィル・レコーディングズ [21CD+5DVD]

特に無し。

特に無し。


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