レパートリーが限られたカルロス・クライバーはシューベルトについては交響曲2曲のみ。第3番と第7番「未完成」で、どちらも1978年9月にウィーンフィルと録音しています。ウィーンの自発的な響きで、ゾクゾクとする雰囲気と躍動感があるクライバーらしい熱演です。
1980年3月にウィーンで録音された鬼才の指揮者カルロス・クライバーとウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のブラームスの交響曲第4番。グイグイと引き込まれる演奏で、雅なはずのウィーンフィルもクライバーに引き込まれて情熱がほとばしっています。この作品の究極の演奏でしょう。
これからクラシック音楽を聴いてみようと思っても、クラシック音楽の録音はあまりにも膨大にあります。同じ曲でも色んな演奏家が録音していますし、中には何回も録音している演奏家もいるので、どれから聴けば良いのか迷われる方は多いと思います。ここでは名指揮者とオススメの録音をまとめます。
カルロス・クライバーが得意とした、R.シュトラウスの楽劇「ばらの騎士」。1979年5月〜6月のバイエルン国立歌劇場での公演がDVDとしてリリースされています。クライバーのジェットコースターのようなスリリングな指揮、歌手陣の二重唱、三重唱も見事です。
鬼才カルロス・クライバーのウィーンフィルデビューはベートーヴェンの交響曲第5番でした。録音嫌いとキャンセル魔として知られるクライバーですが、残された演奏は天下一品。この「運命」でも背筋がゾクゾクする名演を繰り広げています。
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