アバドと言えばマーラー
今日紹介するのは、イタリア出身の指揮者、クラウディオ・アバド (1933-2014年)のアルバム。
「アバドと言えばマーラー」と言われるほど、キャリア初期から最晩年までマーラーを振ってきた指揮者ですが、録音は正規では26枚あります。その最初だったのが1976年2月にシカゴ交響楽団と録音した交響曲第2番『復活』。

『復活』は映像作品含めてその後、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団、ルツェルン祝祭管弦楽団と合計5回も録音をおこなっているアバドの得意曲。
余談ですが、ルツェルン祝祭管とのマーラーの交響曲選集は人類の宝だと思います。
アバドの思い入れある『復活』
『復活』はそれだけアバドにとって思い入れのある曲。1965年にカラヤンの招きでザルツブルク音楽祭で初めてウィーンフィルを指揮するのですが、それも『復活』でした。それが大好評で、ウィーンフィルの定期演奏会にも呼ばれるようになり、そして後にウィーン国立歌劇場の音楽監督にも就くのですが、それはまた先の話。
高音質で再発売続く
アナログ時代の名盤と知られるこの『復活』はタワーレコード企画盤で2024年最新リマスタリングで2024年12月にSACDハイブリッドが発売、そして2025年にはドイツ・グラモフォンからLP レコードも出ています。高音質での再発売が続いています。
シカゴ響の名技が光る
この録音は1976年で、シカゴ響はサー・ゲオルグ・ショルティが音楽監督、カルロ・マリア・ジュリーニが首席客演指揮者を務めていたまさに黄金時代。アバドもしばしば客演に訪れて良好な関係を築き、後に首席客演指揮者 (1982-85年)に就任しています。
第1楽章からシカゴの名技が光ります。第4楽章『原光 (Urlicht)』ではアルト独唱があり、魂が死と向き合い救いを見出していくのですが、マリリン・ホーンの歌声が暗い。悲しみを受け入れてしまって救いを求めていない感じがします。
そしてやっぱり聴きどころは第5楽章でしょう。これまで抑えていたアバドが本領発揮。冒頭からものすごい切れ味で、これぞシカゴ響、という圧倒さです。
オススメ度
ソプラノ:キャロル・ネブレット
アルト:マリリン・ホーン
指揮:クラウディオ・アバド
シカゴ交響楽団
シカゴ交響合唱団 (合唱指揮:マーガレット・ヒリス)
録音プロデューサー:ライナー・ブロック
バランスエンジニア:ハインツ・ヴィルトハーゲン
録音:1976年2月, シカゴ・メディナ・テンプル
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試聴
Apple Music で試聴可能。
受賞
特に無し。







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