今日はベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の配信サイト、デジタル・コンサートホールのことを書きます。

在宅ワークだったので、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリンフィルの1968年の第九の映像を聴きながら仕事をしていました。この映像はデジタル・コンサートホールにあるのですが、ちゃんと紹介したいと思ってDVD でも購入しました。いずれは記事に書きたいですが、カラヤン自ら映像監督も担当して、もうカラヤンのためのビデオ。ベルリンフィルのメンバーは楽器のところばかりが映り、カラヤンの顔ばかりがフォーカスされ、背後に映り込んだメンバーはピンボケしてよく見えません。私はオケがどのような表情をして演奏しているかも楽しみにしているので、指揮者ばかりが映っている60年代と70年代のカラヤンの映像はあまり面白くありません。晩年の80年代のものが映像としては好きです。

しかし、デジタル・コンサートホールについ最近アップロードされた動画を観てフレッシュな気持ちになりました。1957年の東京公演の演奏会です。

【ベルリンフィル・デジタル・コンサートホール】ベルリン・フィル初来日:カラヤン指揮による1957年東京公演

カラヤンがベルリンフィルの首席指揮者に就任したのが1955年で、このコンビでの初の来日公演となったのが1957年。デジタル・コンサートホールの情報だと1957年10月と書いてありますが、ネットで調べると来日公演は11月で。この映像は1957年11月3日の旧NHKホールでの、一般公演前の放送用の特別公演だったようです。

プログラムはヴァーグナーの楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より第1幕への前奏曲、R.シュトラウスの交響詩『ドン・ファン』、そしてベートーヴェンの交響曲第5番『運命』。

NHK がテレビとラジオで同時配信するために収録したもので、指揮者だけではなくてベルリンフィルの団員もよく映っています。白黒映像ですが、音声は鮮明。

当時49歳のカラヤンはシャープ。まだ目を開けて指揮をしていた時代ですね。

オケの皆さんがパイプ椅子に座っていて、長時間座ってるとお尻が痛くなってそうだなとか余計な心配をしてしまいました。また、『ドン・ファン』ではハープ奏者も男性の方で、現代の演奏会や映像で女性のハーピストしか見たことない私には新鮮でした。それどころか、団員が全員男性なのですよね。見落としているかもしれませんが、女性もオーケストラで活躍している今の目線で見ると、時代を感じます。

『運命』は第1楽章の冒頭2分ほどが映像無しで音声のみですが、とはいえこんな貴重な映像を観られるのは嬉しくて思わず記事を書いてしまいました。

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