おとなのE テレタイムマシンでデュトワ&N響初共演の演奏会が放送
NHK E テレで過去の教養系・文化系の番組を再放送している「おとなのEテレタイムマシン」。NHK のアーカイブに保存されたとっておきの番組をアンコール放送していて、クラシック音楽の当たり回もありますよね。
昨日(1月11日)の回では、シャルル・デュトワがNHK交響楽団と初共演した演奏会の抜粋が放送されました。1987年9月4日サントリーホールでおこなわれた定期公演でのストラヴィンスキーのバレエ組曲『春の祭典』です。
【NHK+】おとなのEテレタイムマシン N響 デュトワ/1987年/ストラヴィンスキー
都市と音楽をテーマにして1913年のパリにフォーカス
サントリーホールにあるコンサート情報によると、1987年のN響全8回の「都市と音楽」をテーマにした演奏会で4回目が「パリ1913年」。ドビュッシーのバレエ音楽『遊戯』、ラヴェルの『ダフニスとクロエ』組曲第2番、そしてストラヴィンスキーの『春の祭典』。
【サントリーホール】サントリーホール定期演奏会 NHK交響楽団シリーズ1987
後にN響の常任指揮者(1996年〜1998年)、音楽監督(1998年〜2003年)、そして退任後も名誉音楽監督(2003年〜)に就いたデュトワですが、1987年のこの初共演では細部まで磨き上げられた響きでした。
今の「デュトワ」の日本語表現ではなく、字幕では「デュトア」なのが時代を感じますね。このハルサイでは徹底的に練習したオーケストラと、妥協を許さない指揮者の緊迫感が感じられました。
番組後半では1991年4月12日のNHKホールでの定期公演からプロコフィエフのバレエ組曲『ロメオとジュリエット』も演奏され、そちらではよりリラックスして指揮している印象でした。
おとなのEテレタイムマシンのこの回は1月13日(月) PM1:10〜2:00に再放送される予定だそうです。
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