20世紀を代表する指揮者、ヘルベルト・フォン・カラヤン。彼の最後の演奏会&録音は、1989年4月のウィーンフィルとのブルックナーの交響曲第7番。第2楽章はヴァーグナーの死を予感して書いたと言われている作品。最晩年のカラヤンの新たな決意と美学の境地が感じられます。
オイゲン・ヨッフムは1952年から1961年にかけて、ベルリンフィルとバイエルン放送響を振り分けてベートーヴェンの交響曲全集を完成。良き時代のベルリンフィルの響きと、バイエルン放送響の若さを堪能でき、伸びやかで重厚感があり、これぞベートーヴェンというべき演奏に仕上がっています。
ヴラディーミル・アシュケナージは平均律クラヴィーア曲集に続くバッハ録音第2弾として、6つのパルティータを2009年に録音しました。お気に入りの自然に囲まれたポットン・ホールで、じっくりと作品に向き合い則天去私のバッハ演奏を聴かせてくれます。現代人の心に潤いを与えてくれる演奏です。
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