ドイツ出身のいぶし銀の指揮者オイゲン・ヨッフムは、ブルックナーの大家。1950年代から60年代にかけてベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とバイエルン放送交響楽団を振り分けて交響曲全集を完成させ、宗教音楽にも力を入れました。1965年6月&7月のベルリンフィルとの「テ・デウム」は大地の底からこだまするような力強さです。
現代を代表するピアニストの一人、クリスチャン・ツィメルマンが2021年11月から12月に来日演奏ツアーをおこなっています。12月4日に所沢ミューズ・アークホールでのリサイタルで、聴いたJ.S.バッハのパルティータ、ブラームスの3つの間奏曲Op.117、ショパンのピアノ・ソナタ第3番の感想をまとめています。
ブルックナーを得意とした指揮者ベルナルト・ハイティンクは、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と交響曲全集を進めていましたが、計画が途中で頓挫。しかし、第8番はハース版を使ったウィーンの美音を活かした名演。日本のレコード・アカデミー賞とオランダのエジソン賞を受賞しています。
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