ブルックナー交響曲全集 リッカルド・シャイー/ベルリン放送交響楽団&ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1984-1999年)
リッカルド・シャイーはベルリン放送交響楽団(現ベルリン・ドイツ交響楽団)とロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団を振り分けてブルックナーの交響曲全集を完成させています。15年間に及び長期の企画でじっくりとブルックナーに向き合ったシャイーが美しさとまろやかさで新たな魅力を引き出しています。
ブルックナー交響曲第2番&第8番 クリスティアン・ティーレマン/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(2019年)
ブルックナーの200周年のアニバーサリーに向けてウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と交響曲全集を取り組んでいるクリスティアン・ティーレマン。2019年2月の交響曲第2番のライヴ録音がCDと映像作品でリリースされています。懐古主義とも言われるティーレマンが選んだのは意外にもキャラガン版の第2稿。
ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」 レナード・バーンスタイン/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1978年)
1977年から79年にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とベートーヴェンの交響曲全集をライヴ録音で完成させたレナード・バーンスタイン。「英雄」(エロイカ)は1978年2月の演奏で、濃厚な響き。ゆったりとした葬送行進曲も印象的です。交響曲全集がレコード・アカデミー賞を受賞した名盤です。
ストラヴィンスキー 組曲『春の祭典』 サー・ゲオルグ・ショルティ/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1991年)
指揮者サー・ゲオルグ・ショルティは、シカゴ交響楽団の音楽監督を退任する前からヨーロッパのオーケストラへの客演が増えます。1991年9月にはオランダのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団に客演し、ストラヴィンスキーの『春の祭典』をライヴ録音。1974年のシカゴ響以来の再録音となったショルティのハルサイ、スリリングです。
ショスタコーヴィチ&チャイコフスキー交響曲第6番ロ短調 マリス・ヤンソンス/バイエルン放送交響楽団(2014年)
指揮者マリス・ヤンソンスはショスタコーヴィチとチャイコフスキーの交響曲第6番ロ短調を2013年にバイエルン放送交響楽団と立て続けにライヴ録音しました。同じ番号、同じ調性によるロシアの作曲家の2つの作品をヤンソンスらしい熟考された解釈とバイエルン放送響の透き通った響きで聴ける1枚。
ブラームス ピアノ協奏曲全集 マウリツィオ・ポリーニ/クリスティアン・ティーレマン/シュターツカペレ・ドレスデン(2011, 13年)
マウリツィオ・ポリーニの3度目となるブラームスのピアノ協奏曲の録音は2011年と13年に、クリスティアン・ティーレマン指揮シュターツカペレ・ドレスデンとの協演。円熟味を増した巨匠のピアノに、重厚なティーレマン率いるオーケストラが溶け合います。ライヴ録音によるスリリングさ。
ムソルグスキー組曲『展覧会の絵』 ヴラディーミル・アシュケナージ(1967年)
名ピアニスト、ヴラディーミル・アシュケナージはムソルグスキーの組曲『展覧会の絵』の原曲版を2回録音しています。1967年6月の旧録では、ロシアらしい力強さや土臭さも感じる演奏。ビドロでの力強さや、アナログ時代の定評あるデッカの録音技術も聞き所です。
バッハ ピアノ協奏曲全集 ラミン・バーラミ/リッカルド・シャイー/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(2009年)
イラン出身のピアニスト、ラミン・バーラミはJ.S.バッハのスペシャリスト。2009年5月には、リッカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団とバッハのピアノ協奏曲5曲をライヴ録音しました。バッハゆかりのオーケストラをパートナーに得た熱い演奏。
シベリウス交響曲全集 クラウス・マケラ/オスロ・フィルハーモニー管弦楽団(2021年)
まだ20代の若さでオスロ・フィルハーモニー管弦楽団とパリ管弦楽団の主席指揮者を務めるフィンランド出身の指揮者、クラウス・マケラ。デビュー盤が2022年3月にデッカからリリースされ、オスロフィルとのシベリウスの交響曲全集。爽やかさと迫力に満ちた演奏で、早くもオランダのエジソン賞を受賞しています。
マーラー交響曲第9番 ダニエル・バレンボイム/ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団(2014年)
2007年から14年までイタリアの名門歌劇場、ミラノ・スカラ座の音楽監督を務めたダニエル・バレンボイム。ドイツやオーストリアのレパートリーを強化したバレンボイムの退任コンサートではマーラーの交響曲第9番。2014年11月15日にライヴ録音されたアルバムでは細かくテンポを揺らして安穏させない第1楽章など個性的。
Twitterタイムライン
カテゴリー
タグ
1976年 (21) 1977年 (16) 1978年 (20) 1979年 (14) 1985年 (14) 1987年 (19) 1988年 (15) 1989年 (16) 2019年 (22) アンドリス・ネルソンス (24) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (86) ウィーン楽友協会・大ホール (60) エジソン賞 (19) オススメ度3 (81) オススメ度4 (122) オススメ度5 (160) カルロ・マリア・ジュリーニ (28) カール・ベーム (30) キングズウェイ・ホール (16) クラウディオ・アバド (24) クリスティアン・ティーレマン (18) グラミー賞 (29) コンセルトヘボウ (38) サー・ゲオルグ・ショルティ (56) サー・サイモン・ラトル (23) シカゴ・オーケストラ・ホール (23) シカゴ・メディナ・テンプル (16) シカゴ交響楽団 (53) バイエルン放送交響楽団 (36) フィルハーモニア管弦楽団 (14) フィルハーモニー・ガスタイク (17) ヘラクレス・ザール (21) ヘルベルト・フォン・カラヤン (33) ベルナルト・ハイティンク (38) ベルリン・イエス・キリスト教会 (24) ベルリン・フィルハーモニー (33) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (67) マウリツィオ・ポリーニ (17) マリス・ヤンソンス (44) ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 (19) リッカルド・シャイー (21) レコードアカデミー賞 (26) ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 (46) ロンドン交響楽団 (14) ヴラディーミル・アシュケナージ (28)
Categories