名門オーケストラの来日が復活しつつ

コロナ下になって3年目。2020年はこちらに書いたように来日公演がほとんどキャンセルになってしまい、2021年はこちらの記事で振り返りましたが、個人で来日するピアノ・リサイタルは増えてきましたが、依然としてオーケストラの来日は難しく、有名どころでは2年連続で厳しいルールで来日したウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ぐらい。

今年はようやく行動制限が解かれつつあり、2022年9月にサー・サイモン・ラトルロンドン交響楽団と、11月にはアンドリス・ネルソンスボストン交響楽団と、そして2022年12月にはドイツ・ベルリンにある名門シュターツカペレ・ベルリン(SKB)が音楽監督のダニエル・バレンボイムとともに来日する予定です。

SKBはベルリン国立歌劇場の附属オーケストラとして1570年に設立。創立450年以上となり、世界最古級のオーケストラです。来日公演は2016年でブルックナー・チクルスを演奏して以来、6年ぶり。

今年は

  • シューベルトの交響曲第7番「未完成」、チャイコフスキーの交響曲第5番
  • ブラームスの交響曲第1番、第2番
  • ブラームスの交響曲第3番、第4番

の3プログラム。

グローバル化して音が均質になっていっている世界のオーケストラの中で、変わらずドイツの重厚さを保っているSKBの演奏を楽しみにしている方も多いでしょう。人気のあるプログラムが演奏されるというのも大きいと思います。12月の公演でまだ先行販売の段階ですが、既にC席以下は完売となっていて高い人気を伺えます。

【チケットぴあ】世界最古級にして最高のオーケストラ、6年ぶりの来日。巨匠バレンボイムが贈る、超・円熟のブラームスチクルスと未完成&チャイ5!

ブラームスの交響曲全集は既に録音あり

今回の来日公演の予習になるのが、シュターツカペレ・ベルリンとバレンボイムのブラームス交響曲全集。2017年3月にベルリンのピエール・ブーレーズ・ザールでの録音があり、2018年にリリースされています。

【Apple Music】ダニエル・バレンボイム/シュターツカペレ・ベルリン Brahms Symphonies

私もApple Musicで聴きましたが、力で圧倒するわけでも情熱で雑になるわけでもなく、意外にも自然なフレージング。ピエール・ブーレーズ・ザールでの初めてのオーケストラ録音ということで、音響面でも聴き込みたいアルバムになっています。

交響曲第1番は冒頭が重々しく始まるのが常ですが、バレンボイムとSKBは切なくも美しい、哀愁さを出しています。これは今までに聴いたことがないアプローチでした。サントリーホールでどうなるのか、楽しみですね。

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