このアルバムの3つのポイント

マーラー交響曲全集(Blu-ray) ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(2010年)
マーラー交響曲全集(Blu-ray) ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(2010年)
  • マーラーの生誕150年のアニバーサリーでのコンセルトヘボウ管でのライヴ録音
  • 9人の指揮者による11個の交響曲
  • 理想的なコンセルトヘボウ・サウンド

作曲家で指揮者だったグスタフ・マーラーは1860年生まれで1911年に亡くなりました。2011年は没後100周年のアニバーサリーということで、各地でマーラーのイベントがおこなわれました。先日紹介したリッカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のマーラー交響曲チクルスも2011年5月の国際マーラー・フェスティバルでの演奏から開始されました。

そしてマーラー演奏に歴史のあるオランダのアムステルダムでは、2009年からその2011年にかけてコンセルトヘボウ管弦楽団がマーラーの交響曲第1番から第10番(クック補筆版)、そして「大地の歌」を含む全11曲を本拠地コンセルトヘボウで演奏しました。

面白いのは、交響曲の演奏順。第1番から始まって、第10番で終わるのですが、唯一、第9番と「大地の歌」だけ入れ替わっていますが、それ以外は番号順に演奏されたのです。

作品指揮者演奏日
交響曲第1番「巨人」ダニエル・ハーディング2009年9月30日, 10月1, 2日
交響曲第2番「復活」マリス・ヤンソンス2009年12月3, 4, 6日
交響曲第3番マリス・ヤンソンス2010年2月3, 4, 5日
交響曲第4番イヴァン・フィッシャー2010年4月22, 23日
交響曲第5番ダニエレ・ガッティ2010年6月23, 24, 25日
交響曲第6番「悲劇的」ロリン・マゼール2010年10月20, 21, 22, 24日
交響曲第7番「夜の歌」ピエール・ブーレーズ2011年1月20, 21日
交響曲第8番「千人の交響曲」マリス・ヤンソンス2011年3月4, 6日
交響曲第9番ベルナルト・ハイティンク2011年5月11, 12, 13, 15日
交響曲「大地の歌」ファビオ・ルイージ2011年5月18, 20日
交響曲第10番(クック補筆版)エリアフ・インバル2011年6月30日
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団によるマーラー交響曲全集の内訳

その演奏会の映像がDVDとBlu-rayでRCO Liveから2012年11月にリリースされています。たまたま2021年7月16日から8月12日まで、タワーレコードのRCO Liveのセールがおこなわれていて、このBlu-rayを半額ぐらいで購入できました。

オムニバス形式のマーラーの交響曲全集は、ドイツ・ミュンヘンのバイエルン放送交響楽団も1995年から2016年のライヴ録音でCDでリリースしています。(FC2ブログ記事)

こちらにも今回指揮しているダニエル・ハーディング、マリス・ヤンソンス、ベルナルト・ハイティンクが指揮をしていましたね。

興味深いのは、指揮者にベルナルト・ハイティンク、マリス・ヤンソンス、ダニエレ・ガッティがいること。ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団にとっては当時、前々首席指揮者、首席指揮者、次期首席指揮者でした。

一方で前首席指揮者だったリッカルド・シャイーは指揮をしていません。シャイーはこの時期にライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団でマーラー・チクルスをおこなっていたためと思われます。

コンセルトヘボウ管は指揮者の左側から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、そしてヴィオラ、一番右手にチェロが来て、チェロの斜め後ろにコントラバスを置くというフォーメーションを取っています。

このマーラーの演奏でも多くでこのコンセルトヘボウのフォーメーションでした。

マーラーの交響曲第3番を演奏したときのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の配置(2010年) (c) RCO Live
マーラーの交響曲第3番を演奏したときのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の配置(2010年) (c) RCO Live

ただ、ダニエル・ハーディングのときは、現代の通常配置となっています。

それでは、演奏順に紹介していきます。

マーラー交響曲第1番「巨人」 ダニエル・ハーディング/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(2009年)
マーラー交響曲第1番「巨人」 ダニエル・ハーディング/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(2009年)

俊英、ダニエル・ハーディング登場

最初の交響曲第1番「巨人」では、俊英、ダニエル・ハーディングが指揮。指揮棒を使わないで手だけの指揮で、知的で熱い演奏をおこないました。

マーラーの交響曲第1番「巨人」で気合の入った指揮をおこなったダニエル・ハーディング。2009年 (c) RCO Live
マーラーの交響曲第1番「巨人」で気合の入った指揮をおこなったダニエル・ハーディング。2009年 (c) RCO Live

これを見ると、ハーディングがなぜトップのオーケストラから人気があるのかよく分かります。天賦の才能もあり、1つ1つの演奏に全力を出し切っています。

コンセルトヘボウ管が通常配置に

このときは、コンセルトヘボウ管が通常配置で演奏しました。指揮者のハーディングから見て左手から第1ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、そして右手に第2ヴァイオリンがいて、コントラバスはチェロの斜め後ろに配置しています。これ以外の演奏では右手にチェロが置かれるコンセルトヘボウ特有の配置だったので、このときはハーディングの意向でしょうか。

通常配置で演奏するロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団。2009年 (c) RCO Live
通常配置で演奏するロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団。2009年 (c) RCO Live
マーラー交響曲第2番「復活」 マリス・ヤンソンス/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(2009年)
マーラー交響曲第2番「復活」 マリス・ヤンソンス/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(2009年)

首席指揮者、マリス・ヤンソンス登場

次の「復活」では、コンセルトヘボウ管の当時の首席指揮者、マリス・ヤンソンスが登場。

ヤンソンスは2000年代初頭までは指揮棒を使わないで手だけで指揮をするスタイルでしたが、ここでは指揮棒を使っています。ただ、手で音楽の形を表現するスタイルがヤンソンスの特徴なので、ここでも指揮棒を手に持って手の動きで表しています。

演奏に全精神を集中させるヤンソンスは、まるで身を削るかのように音楽に尽くしています。最終楽章では汗びっしょりです。

マーラー交響曲第2番「復活」の最終楽章を指揮するマリス・ヤンソンス。2009年 (c) RCO Live
マーラー交響曲第2番「復活」の最終楽章を指揮するマリス・ヤンソンス。2009年 (c) RCO Live
マーラー交響曲第3番 マリス・ヤンソンス/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(2010年)
マーラー交響曲第3番 マリス・ヤンソンス/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(2010年)

ここでも当時の首席指揮者のマリス・ヤンソンスが登場。

マーラー交響曲第3番の最終楽章を指揮するマリス・ヤンソンス。2010年 (c) RCO Live
マーラー交響曲第3番の最終楽章を指揮するマリス・ヤンソンス。2010年 (c) RCO Live

このコンサートでの演奏は、RCO LiveからCDとしてもリリースされていて、こちらの記事(FC2ブログ)で紹介しています。「極上」という言葉が似合う素晴らしい演奏でした。

マーラー交響曲第4番 イヴァン・フィッシャー/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(2010年)
マーラー交響曲第4番 イヴァン・フィッシャー/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(2010年)

イヴァン・フィッシャー登場

第4番は、コンセルトヘボウ管によく客演しているハンガリー出身の指揮者、イヴァン・フィッシャーが登場。丁寧にアンサンブルを作っていきました。

マーラー交響曲第4番の最終楽章を指揮するイヴァン・フィッシャー。2010年 (c) RCO Live
マーラー交響曲第4番の最終楽章を指揮するイヴァン・フィッシャー。2010年 (c) RCO Live

ソプラノはミア・パーション(Miah Persson)。

マーラー交響曲第4番でソプラノを務めたミア・パーション (c) RCO Live
マーラー交響曲第4番でソプラノを務めたミア・パーション (c) RCO Live
マーラー交響曲第5番 ダニエレ・ガッティ/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(2010年)
マーラー交響曲第5番 ダニエレ・ガッティ/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(2010年)

将来の首席指揮者、ダニエレ・ガッティ登場

この交響曲第5番では、イタリア出身のダニエレ・ガッティが登場。マリス・ヤンソンスの後任として、2016年秋からコンセルトヘボウ管の首席指揮者を務めた指揮者です。「務めた」と過去形で書いたのは、その2年後に過去のセクハラ騒動が問題になり、首席指揮者を解任されてしまったためです。

この第5番は、まるで同郷の大先輩のクラウディオ・アバドを彷彿とさせるような熱い指揮でした。拍をしっかり付ける指揮スタイルは若干サー・ゲオルグ・ショルティにも似ています。

マーラーの交響曲第5番を指揮するダニエレ・ガッティ。2010年 (c) RCO Live
マーラーの交響曲第5番を指揮するダニエレ・ガッティ。2010年 (c) RCO Live
マーラー交響曲第6番「悲劇的」 ロリン・マゼール/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(2010年)
マーラー交響曲第6番「悲劇的」 ロリン・マゼール/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(2010年)

巨匠、ロリン・マゼール登場

交響曲第6番「悲劇的」では、巨匠ロリン・マゼールが登場。顔が怖いのですが、ときにはおちゃめな表情もして楽しんでいるようでした。ベテランならではの安定感があります。

マーラー交響曲第6番「悲劇的」を指揮するロリン・マゼール。2011年 (c) RCO Live
マーラー交響曲第6番「悲劇的」を指揮するロリン・マゼール。2011年 (c) RCO Live

ゆったりとしたテンポで演奏される「悲劇的」でした。

スケルツォ→アダージョの順

交響曲第6番の順番は2003年頃までは第1楽章、第2楽章スケルツォ、第3楽章アダージョ、第4楽章という順番でしたが、研究の成果で正しい順番はアダージョ→スケルツォということが分かり、マーラー国際協会では、第2楽章がアダージョ、第3楽章がスケルツォという順番に。近年のほとんどの指揮者はこの順番で演奏しています。

しかし、マゼールはそれに逆らうかのように第2楽章スケルツォ、第3楽章アダージョという順番で進めていました。

忍び寄るハンマー

第4楽章では2発のハンマーがあります。ハンマーには金属製のものを使われることもありますが、コンセルトヘボウ管は純木製のハンマー。

遅いテンポで第4楽章を始めたマゼールですが、ハンマーの直前ではさらにテンポを落とします。すーっとハンマーがゆっくりと上に上げられ、叩きつけられていったのですが、まるでジェットコースターで落ちるときのようなスローモーションでした。

マーラー交響曲第6番「悲劇的」の第4楽章の1発目のハンマー。コンセルトヘボウ管弦楽団 (c) RCO Live
マーラー交響曲第6番「悲劇的」の第4楽章の1発目のハンマー。コンセルトヘボウ管弦楽団 (c) RCO Live
マーラー交響曲第6番「悲劇的」の第4楽章の2発目のハンマー。コンセルトヘボウ管弦楽団 (c) RCO Live
マーラー交響曲第6番「悲劇的」の第4楽章の2発目のハンマー。コンセルトヘボウ管弦楽団 (c) RCO Live
マーラー交響曲第7番 ピエール・ブーレーズ/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(2011年)
マーラー交響曲第7番 ピエール・ブーレーズ/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(2011年)

現代音楽の重鎮、ピエール・ブーレーズ

交響曲第7番「夜の歌」では作曲家でもあり現代音楽の重鎮、ピエール・ブーレーズが登場。指揮棒を持たずに手だけで指揮するスタイルだったので、複雑なこの曲をどうさばいていくのかと思ったら、非常にゆったりとしたテンポで丁寧にアンサンブルを作っていました。

マーラーの交響曲第7番「夜の歌」を指揮するピエール・ブーレーズ 。2011年 (c) RCO Live
マーラーの交響曲第7番「夜の歌」を指揮するピエール・ブーレーズ 。2011年 (c) RCO Live

ただ、オーケストラのほうはあまり見ないで、ほとんど楽譜に目を落としていました。確かにうまいのですが、他の指揮者で一期一会のような熱い演奏をおこなっているコンセルトヘボウ管が、ここではお給料のために演奏している、そんなドライな印象を持ちました。

マーラー交響曲第8番「千人の交響曲」 マリス・ヤンソンス/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(2011年)
マーラー交響曲第8番「千人の交響曲」 マリス・ヤンソンス/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(2011年)

ここでも再び首席指揮者のマリス・ヤンソンスが登場。極上の音楽を生み出していました。

マーラー交響曲第8番「千人の交響曲」を指揮するマリス・ヤンソンス。2011年 (c) RCO Live
マーラー交響曲第8番「千人の交響曲」を指揮するマリス・ヤンソンス。2011年 (c) RCO Live
マーラー交響曲第9番 ベルナルト・ハイティンク/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(2011年)
マーラー交響曲第9番 ベルナルト・ハイティンク/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(2011年)

かつての首席指揮者、ベルナルト・ハイティンク登場

交響曲第9番は、1961年から1988年まで首席指揮者を務めた、ベルナルト・ハイティンクが登場。

マーラー交響曲第9番の第4楽章を指揮するベルナルト・ハイティンク。2011年 (c) RCO Live
マーラー交響曲第9番の第4楽章を指揮するベルナルト・ハイティンク。2011年 (c) RCO Live

ハイティンクはこの曲を何度も録音していて、コンセルトヘボウ管(1969年)ECユース管(1993年ライヴ)バイエルン放送響(2011年ライヴ)などがあり、このブログでも紹介してきました。

この2011年5月のコンセルトヘボウ管との演奏では、軽やかな指揮姿で本当に自然体の演奏でした。

マーラー交響曲「大地の歌」 ファビオ・ルイージ/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(2011年)
マーラー交響曲「大地の歌」 ファビオ・ルイージ/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(2011年)

ファビオ・ルイージ登場

イタリア出身のファビオ・ルイージが「大地の歌」を指揮。

マーラー交響曲「大地の歌」を指揮するファビオ・ルイージ。2011年 (c) RCO Live
マーラー交響曲「大地の歌」を指揮するファビオ・ルイージ。2011年 (c) RCO Live

知的でクールという演奏で、全く汗をかいていないんですよね。力強い演奏になるかと思いきや、コンセルトヘボウ管もビジネス・ライクな演奏でした。客演なので両者ともサバサバしていたのかもしれません。

マーラー交響曲第10番 エリアフ・インバル/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(2011年)
マーラー交響曲第10番 エリアフ・インバル/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(2011年)

エリアフ・インバル登場

交響曲第10番ではクックらによる補筆版の5楽章で演奏しました。指揮はイスラエル出身のエリアフ・インバル。日本でも東京都交響楽団でゆかりの深い指揮者です。

インバルは始終、独り言をつぶやいているかのように口をパクパクしていました。

マーラー交響曲第10番を指揮するエリアフ・インバル。2011年 (c) RCO Live
マーラー交響曲第10番を指揮するエリアフ・インバル。2011年 (c) RCO Live

マーラーとゆかりのあるロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団による映像による交響曲全集。9人の指揮者で11個の交響曲を楽しめます。首席指揮者のマリス・ヤンソンスやコンセルトヘボウ管と縁深いベルナルト・ハイティンクは素晴らしいのですが、客演の指揮者によってはビジネス・ライクで淡々としている演奏にもなってしまっています。

オススメ度

評価 :4/5。

【交響曲第1番】指揮:ダニエル・ハーディング, 録音:2009年9月30日, 10月1, 2日
【交響曲第2番】指揮:マリス・ヤンソンス, 録音:2009年12月3, 4, 6日
【交響曲第3番】指揮:マリス・ヤンソンス, 録音:2010年2月3, 4, 5日
【交響曲第4番】指揮:イヴァン・フィッシャー, 録音:2010年4月22, 23日
【交響曲第5番】指揮:ダニエレ・ガッティ, 録音:2010年6月23, 24, 25日
【交響曲第6番】指揮:ロリン・マゼール, 録音:2010年10月20, 21, 22, 24日
【交響曲第7番】指揮:ピエール・ブーレーズ, 録音:2011年1月20, 21日
【交響曲第8番】指揮:マリス・ヤンソンス, 録音:2011年3月4, 6日
【交響曲第9番】指揮:ベルナルト・ハイティンク 録音:2011年5月11, 12, 13, 15日
【交響曲「大地の歌」】指揮:ファビオ・ルイージ, 録音:2011年5月18, 20日
【交響曲第10番】指揮:エリアフ・インバル, 録音:2011年6月30日
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
全てアムステルダム・コンセルトヘボウでのライヴ

コンセルトヘボウ管の公式YouTubeサイトで交響曲第1番「巨人」の一部を視聴可能。登録すればコンセルトヘボウ管のWebサイトでフル演奏を視聴可能。

コンセルトヘボウ管の公式YouTubeサイトで交響曲第2番「復活」のフル演奏を視聴可能。

交響曲第3番の一部をYouTubeで視聴可能。登録すればコンセルトヘボウ管のWebサイトからフル演奏を視聴可能。

交響曲第5番の一部をYouTubeで視聴可能。登録すればコンセルトヘボウ管のWebサイトからフル演奏を視聴可能。

交響曲第6番「悲劇的」の一部をYouTubeで視聴可能。登録すればコンセルトヘボウ管のWebサイトでフル演奏を視聴可能。

交響曲第7番「夜の歌」の一部をYouTubeで視聴可能。登録すればコンセルトヘボウ管のWebサイトでフル演奏を視聴可能。

交響曲「大地の歌」の一部もYouTubeで視聴可能。登録すればコンセルトヘボウ管のWebサイトでフル演奏を視聴可能。

交響曲第9番の一部もYouTubeで視聴可能。登録すればコンセルトヘボウ管のWebサイトからフル演奏も。

特に無し。

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コメント数:2

  1. 記事のリンクからこちらに気が付きました。コンセルトヘボウ管のウェブサイトにたどり着き、さまざまな指揮者によるマーラーの演奏のビデオが見られそうなことがわかりました。お宝を発見した気分です。これはしばらく楽しめそうです。ありがとうございました。

  2. ヤンソンス指揮のマーラー交響曲第8番を見終わりました。ヤンソンスのわかりやすく的確でそれでいて情熱的な指揮ぶりと表情がすごく良かったです。独唱者に藤村実穂子さんという世界で活躍されているメゾソプラノの方がいて、他の体格が倍くらいある欧米歌手に囲まれていても堂々と歌われていてちょっと誇らしくなりました。あとは、重要な場面だけに登場するバンダの金管奏者や栄光の聖母役のソプラノの方、ハープ4台に、マンドリン2台、ひたむきに歌う児童合唱の皆さん、曲のあとの熱い拍手とカーテンコールなど、映像だからこそ伝わってくるものが多々ありました。このような素晴らしいコンテンツをたくさん気前よく提供しているコンセルトヘボウ管に感謝です。

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