2007年

クラウディオ・アバドとルツェルン祝祭管弦楽団によるマーラーの交響曲集

アバドの境地 ルツェルン祝祭管とのマーラー交響曲集(2003-2010年)

マーラーを得意としたクラウディオ・アバド。2003年から2010年にかけて、自ら音楽監督を務めたルツェルン祝祭管弦楽団を指揮してルツェルン音楽祭で交響曲第1番から第7番と第9番を演奏しています。映像で見るからこそ味わえるアバドがたどり着いた境地。現代の最高峰のマーラー演奏と言えるでしょう。

ブルックナー交響曲選集 マリス・ヤンソンス/バイエルン放送交響楽団(2005-2017年)

緻密で穏やかで美しい、マリス・ヤンソンス/バイエルン放送響のライヴ録音によるブルックナー交響曲選集(2005ー17年)

マリス・ヤンソンスは首席指揮者を務めたバイエルン放送交響楽団を指揮して、2005年から2017年にかけて断片的にブルックナーの交響曲のライヴ録音をおこなってきました。遺したのは6曲だけですが、いずれもヤンソンスらしい奥深さとハーモニーの美しさで、現代最高峰のブルックナーと言えるでしょう。

ブルックナー交響曲第7番 ベルナルト・ハイティンク/シカゴ交響楽団(2007年)

ハイティンク&シカゴ響のライヴ!ブルックナー交響曲第7番(2007年)

ブルックナーを得意とした指揮者ベルナルト・ハイティンクは、首席指揮者を務めていたシカゴ交響楽団とブルックナーの交響曲第7番をライヴ録音しました。さらにゆっくりになった演奏で、シカゴ響の技量を持って丁寧にブルックナーの音楽を演奏しています。

マーラー交響曲第6番「悲劇的」 ベルナルト・ハイティンク/シカゴ交響楽団(2007年)

「一切の誇張を排した演奏」と評されたハイティンクとシカゴ響のマーラー交響曲第6番『悲劇的』 (2007年)

ベルナルト・ハイティンクは首席指揮者を務めていたシカゴ交響楽団と2007年にマーラーの交響曲第6番「悲劇的」をライヴ録音しています。ゆったりとテンポながら、「悲劇的」という副題を排除し楽譜から読み取れる純粋な音楽として表現したかのような交響曲です。

ブラームス交響曲全集 マリス・ヤンソンス/バイエルン放送交響楽団(2006-12年)

精緻なアンサンブルでスッキリした秀演 ブラームス交響曲全集 ヤンソンス/バイエルン放送響(2006-2012年)

2006年から2012年にマリス・ヤンソンスとバイエルン放送交響楽団が完成させたブラームスの交響曲全集のレビューです。得意の交響曲第1番、牧歌的な第2番、そして優雅な第3番、枯淡の第4番と、透明感あるバイエルン放送響のハーモニーで魅了する演奏。特に第2番は名演だと思います。

マーラー交響曲第3番を指揮するクラウディオ・アバド(2007年)

マーラー交響曲第3番 アバド/ルツェルン祝祭管(2007年)

ルツェルン音楽祭2007夏では、アバド/ルツェルン祝祭管がマーラーの交響曲第3番を演奏。アバドの深い解釈、ルツェルン祝祭管とのじっくり作り上げたハーモニーで、この曲の最高峰の名演となりました。演奏後のアバドの指揮棒が下りるまで、聴衆も拍手を我慢して固唾を飲んで見守っていました。

ベートーヴェン交響曲全集 リッカルド・シャイー/ゲヴァントハウス管弦楽団(2007-2009年)

独エコー賞を受賞した重厚な豪速球! シャイー/ゲヴァントハウス ベートーヴェン交響曲全集(2007-09年)

リッカルド・シャイーはベートーヴェンの交響曲録音に慎重でしたが、カペルマイスターを務めていたライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団とついに全集を録音します。豪速球のようなテンポがものすごく速くて重厚感ある演奏ですが、シャイーがそういう解釈を取った理由はなぜでしょうか。

ベートーヴェン交響曲全集 マリス・ヤンソンス/バイエルン放送交響楽団(2007-2012年)

ベートーヴェン交響曲全集 ヤンソンス/バイエルン放送響(2007-2012年)

2007年、2008年、そして2012年の来日公演直前に収録された、マリス・ヤンソンスとバイエルン放送響のベートーヴェン交響曲全集。ヤンソンスの円熟された音楽とバイエルン放送響らしいすっきりとした響きが特徴で特に偶数番号の交響曲がオススメです。

ショパン 前奏曲集 ラファウ・ブレハッチ(2007年)

ショパンコンクールの完全覇者、ラファウ・ブレハッチのDGデビュー盤 ショパン前奏曲全集(2007年)

ポーランド出身のピアニスト、ラファウ・ブレハッチが2005年にショパンコンクールに完全優勝。その後ドイツ・グラモフォンと専属契約を結び、デビュー盤となったのがショパンの前奏曲全集。来日リサイタルでも演奏していた曲でした。そのレビューを書きます。