ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のカペルマイスターを務めるアンドリス・ネルソンスは、そのポストに就く前の2016年からブルックナーの交響曲全集に取り組みました。ヴァーグナーの楽曲を添えて壮麗な響きで堪能できるブルックナーの新たな魅力を引き出しています。
10月12日更新:ヤルヴィ&トーンハレ管を追加を追加。作曲家アントン・ブルックナーの最高傑作と言われる交響曲第8番。古今東西の名指揮者とオーケストラがこの曲を録音してきました。ベーム、カラヤン、ハイティンクの往年の録音から、ヤンソンス、ネルソンス、ティーレマンなど最新も含めて名盤を紹介していきます。
ドイツ最古の歴史を誇るオーケストラ、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団が2023年11月に来日しました。サントリーホールの2公演のうち、ヴァーグナーのトリスタンとイゾルデの「前奏曲と愛の死」とブルックナーの交響曲第9番の演奏会に行ってきました。ドイツならではの重厚さを感じた一夜。
現代最も活躍する指揮者の一人、アンドリス・ネルソンスは首席指揮者を務めるボストン交響楽団とライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団を振り分けてR.シュトラウスの管弦楽作品集をレコーディングしています。2017年から21年まで、CD7枚組の大ボリュームです。
ベートーヴェンの演奏に定評のあるピアニスト、ルドルフ・ブッフビンダーは2019年から20年に3回目のベートーヴェンピアノ協奏曲全集を録音しています。ウィーン楽友協会がムジークフェラインザールで全曲演奏することを認めたチクルスでは、5人の指揮者とオーケストラと協演。多彩な魅力を伝えてくれます。
カペルマイスターだったリッカルド・シャイーはライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団を復活させたと言われています。マーラーの交響曲全集に取り組みましたが、病気のため第3番だけが実現できず、8曲の選集となりました。ただ、映像で観られる演奏では、シャイーの指揮に自発的に動くゲヴァントハウス管の様子が伺えます。
楽聖ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの交響曲は古今東西、録音も膨大な数があります。フルトヴェングラー、クリュイタンス、ヨッフム、カラヤン、ショルティ、アバド、ラトル、ティーレマン、ヤンソンス、シャイー、ネルソンスなど、私が実際に聴いてきた録音からオススメの録音や名盤を紹介します。
エレーヌ・グリモーはブラームスのピアノ協奏曲を何度も演奏していますが、2012年にアンドリス・ネルソンス指揮のバイエルン放送交響楽団とウィーン・フィルハーモニー管弦楽団という理想のパートナーを得て2曲を録音しています。グリモーらしいカラフルな色彩の演奏です。
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