10月12日更新:ヤルヴィ&トーンハレ管を追加を追加。作曲家アントン・ブルックナーの最高傑作と言われる交響曲第8番。古今東西の名指揮者とオーケストラがこの曲を録音してきました。ベーム、カラヤン、ハイティンクの往年の録音から、ヤンソンス、ネルソンス、ティーレマンなど最新も含めて名盤を紹介していきます。
指揮者サー・ゲオルグ・ショルティは、シカゴ交響楽団の音楽監督を退任する前からヨーロッパのオーケストラへの客演が増えます。1991年9月にはオランダのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団に客演し、ストラヴィンスキーの『春の祭典』をライヴ録音。1974年のシカゴ響以来の再録音となったショルティのハルサイ、スリリングです。
指揮者サー・ゲオルグ・ショルティは晩年になってショスタコーヴィチの作品に取り組みます。交響曲選集の最初を飾ったのが、1989年2月のシカゴ交響楽団との交響曲第8番。ゾクゾクとする雰囲気とパワフルさが感じられる快演です。
モーツァルトの歌劇を多くスタジオ録音してきたサー・ゲオルグ・ショルティが、『フィガロの結婚』をレコーディングしたのは1981年の5・6月。首席指揮者を務めていたロンドン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮したキングズウェイ・ホールでのセッション録音。引き締まってキビキビとした躍動感ある演奏で米国グラミー賞を受賞。
フランツ・リストの傑作ファウスト交響曲。オーケストラとテノールを合唱による壮大な曲で、ゲーテのファウストの登場人物3人の性格がそれぞれ描かれています。サー・ゲオルグ・ショルティは1986年11月にシカゴ交響楽団と録音し、米国グラミー賞を受賞しました。
シューベルトをあまり録音しなかったサー・ゲオルグ・ショルティ。交響曲第8番「ザ・グレート」は1981年に、第7番「未完成」と第5番は1984年にそれぞれウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮して録音しました。シューベルトを熟知したウィーンフィルらしい温かさと、ショルティのキビキビとしたスタイルがマッチした演奏です。
オーケストラの定番曲であるストラヴィンスキーの『春の祭典』とムソルグスキー(ラヴェル編曲)の『展覧会の絵』。スーパーオーケストラのシカゴ交響楽団を指揮して、サー・ゲオルグ・ショルティはこの2曲をそれぞれ1974年と80年に録音しました。オーケストラを鳴らし切って普遍的な演奏をおこなっています。
晩年に誤解を解いてショスタコーヴィチの作品に精力的に取り組んだサー・ゲオルグ・ショルティは、交響曲全集のレコーディングも進めていました。ショルティ逝去に伴い全集にはなりませんでしたが、1993年2月にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮して録音した第5番は、立ち込める緊張感の中、シリアスな演奏をおこなっています。
最近のコメント