レナード・バーンスタインとウィーン・フィルハーモニー管弦楽団は1979年9月にウィーン国立歌劇場でベートーヴェンの交響曲第9番「合唱付き」をライヴ録音しています。濃厚なテイストと荒れ狂うような世界が繰り広げられています。
鬼才カルロス・クライバーのウィーンフィルデビューはベートーヴェンの交響曲第5番でした。録音嫌いとキャンセル魔として知られるクライバーですが、残された演奏は天下一品。この「運命」でも背筋がゾクゾクする名演を繰り広げています。
ブルックナーで最も伸びやかな交響曲、第4番「ロマンティック」。この作曲家を得意とするウィーンフィルの演奏で、指揮はカール・ベームの録音を紹介しています。牧歌的な素朴さもあるこの作品の魅力を最大限引き出した名盤で、レコード・アカデミー賞を受賞しています。
ザルツブルク音楽祭2012に登場したマリス・ヤンソンスとウィーン・フィルハーモニー管弦楽団は、R.シュトラウス、ヴァーグナー、ブラームスといったドイツ・ロマン派のプログラムを演奏しました。ヤンソンスらしからぬ白熱したノリノリの指揮で勢いのある演奏をおこなっています。
ザルツブルク音楽祭2019では、バイロイト音楽祭に続いてヴァレリー・ゲルギエフが登場。ウィーン・フィルを指揮してヴェルディの歌劇「シモン・ボッカネグラ」を演奏しました。鬼才クリーゲンブルによる現代的な好演出に、舞台や衣装も揃った素晴らしい演奏になりました。躍動感があり強弱がダイナミックなゲルギエフの指揮にも注目です。
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