ムソルグスキー組曲『展覧会の絵』 ヴラディーミル・アシュケナージ(1967年)
名ピアニスト、ヴラディーミル・アシュケナージはムソルグスキーの組曲『展覧会の絵』の原曲版を2回録音しています。1967年6月の旧録では、ロシアらしい力強さや土臭さも感じる演奏。ビドロでの力強さや、アナログ時代の定評あるデッカの録音技術も聞き所です。
バッハ ピアノ協奏曲全集 ラミン・バーラミ/リッカルド・シャイー/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(2009年)
イラン出身のピアニスト、ラミン・バーラミはJ.S.バッハのスペシャリスト。2009年5月には、リッカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団とバッハのピアノ協奏曲5曲をライヴ録音しました。バッハゆかりのオーケストラをパートナーに得た熱い演奏。
シベリウス交響曲全集 クラウス・マケラ/オスロ・フィルハーモニー管弦楽団(2021年)
まだ20代の若さでオスロ・フィルハーモニー管弦楽団とパリ管弦楽団の主席指揮者を務めるフィンランド出身の指揮者、クラウス・マケラ。デビュー盤が2022年3月にデッカからリリースされ、オスロフィルとのシベリウスの交響曲全集。爽やかさと迫力に満ちた演奏で、早くもオランダのエジソン賞を受賞しています。
マーラー交響曲第9番 ダニエル・バレンボイム/ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団(2014年)
2007年から14年までイタリアの名門歌劇場、ミラノ・スカラ座の音楽監督を務めたダニエル・バレンボイム。ドイツやオーストリアのレパートリーを強化したバレンボイムの退任コンサートではマーラーの交響曲第9番。2014年11月15日にライヴ録音されたアルバムでは細かくテンポを揺らして安穏させない第1楽章など個性的。
ショスタコーヴィチ交響曲選集 サー・ゲオルグ・ショルティ/シカゴ交響楽団他(1989-97年)
指揮者サー・ゲオルグ・ショルティは晩年になってショスタコーヴィチの作品に取り組みます。交響曲選集の最初を飾ったのが、1989年2月のシカゴ交響楽団との交響曲第8番。ゾクゾクとする雰囲気とパワフルさが感じられる快演です。
ダニエル・バレンボイムとシュターツカペレ・ベルリンの2022来日公演(東京)の広告
※2022/10/26 追記:バレンボイムが降板し、ティーレマンが代理に。2022年12月に、指揮者ダニエル・バレンボイムとドイツの名門オーケストラ、シュターツカペレ・ベルリン(ベルリン国立歌劇場管弦楽団)が来日公演を実施します。ブラームスの交響曲チクルスと、チャイコフスキー5番・シューベルト「未完成」のプログラム。
ショスタコーヴィチ 交響曲第8番 マリス・ヤンソンス/ピッツバーグ交響楽団(2001年)
1997年から2004年までピッツバーグ交響楽団の首席指揮者に就いたマリス・ヤンソンス。意外にも録音は少なく、EMI、自主レーベルで計2アルバムだけ。ショスタコーヴィチの交響曲全集で第8番だけはピッツバーグ響を指揮して録音しました。リハーサルでヤンソンスの的確な指示も体験できます。
マーラー交響曲第9番 リッカルド・シャイー/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(2004年)
リッカルド・シャイーはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者退任の2004年に、マーラーの交響曲第9番をライヴ録音します。全集の最後を飾った録音となり、90分というゆったりとした歩みで名残惜しいように流れていきます。別れの曲とも言われるマーラーの大作を長年連れ添ったシャイーとコンセルトヘボウ管が演奏。
ブルックナー交響曲第3番「ヴァーグナー」 カール・ベーム/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1970年) アイキャッチ画像
ブルックナーを得意としたカール・ベーム。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団との一連の交響曲録音は評価が高いですが、その中でも交響曲第3番「ヴァーグナー」は1970年9月にデッカで録音されました。音響に定評のあるゾフィエンザールで、素朴で実直なブルックナーの姿を描いています。
モーツァルト ピアノ協奏曲第25番&20番 マルタ・アルゲリッチ/クラウディオ・アバド/モーツァルト管弦楽団(2013年)
ピアニストのマルタ・アルゲリッチと協演の多かった指揮者がクラウディオ・アバド。2013年3月にルツェルン音楽祭春でモーツァルト管弦楽団とモーツァルトのピアノ協奏曲第25番と20番を演奏し、ライヴ録音もしました。最晩年のアバドの精巧なテクスチャと、アルゲリッチの流れるようなピアノがマッチ。レコード・アカデミー賞受賞。
Twitterタイムライン
カテゴリー
タグ
1976年 (21) 1977年 (16) 1978年 (19) 1979年 (14) 1980年 (14) 1985年 (14) 1987年 (17) 1988年 (15) 1989年 (14) 2019年 (21) アンドリス・ネルソンス (22) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (85) ウィーン楽友協会・大ホール (59) エジソン賞 (19) オススメ度3 (80) オススメ度4 (120) オススメ度5 (155) カルロ・マリア・ジュリーニ (28) カール・ベーム (28) キングズウェイ・ホール (15) クラウディオ・アバド (24) クリスティアン・ティーレマン (18) グラミー賞 (29) コンセルトヘボウ (37) サー・ゲオルグ・ショルティ (55) サー・サイモン・ラトル (22) シカゴ・オーケストラ・ホール (23) シカゴ・メディナ・テンプル (16) シカゴ交響楽団 (53) バイエルン放送交響楽団 (35) フィルハーモニー・ガスタイク (16) ヘラクレス・ザール (21) ヘルベルト・フォン・カラヤン (33) ベルナルト・ハイティンク (38) ベルリン・イエス・キリスト教会 (22) ベルリン・フィルハーモニー (33) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (67) マウリツィオ・ポリーニ (17) マリス・ヤンソンス (43) ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 (18) リッカルド・シャイー (21) レコードアカデミー賞 (26) ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 (45) ロンドン交響楽団 (14) ヴラディーミル・アシュケナージ (28)
Categories