ボストン交響楽団の2023年1月19日の定期公演を聴いてきました。女性指揮者のカリーナ・カネラキスが指揮を取り、ヴァイオリンの独奏はボストン初デビューのニコラ・ベネデッティ。シマノフスキのヴァイオリン協奏曲第2番は拍手喝采で迎えられ、ドヴォルザークの野ばと、ルトスワフスキのオケコンを演奏。
現代最も活躍する指揮者の一人、アンドリス・ネルソンスは首席指揮者を務めるボストン交響楽団とライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団を振り分けてR.シュトラウスの管弦楽作品集をレコーディングしています。2017年から21年まで、CD7枚組の大ボリュームです。
アンドリス・ネルソンスはボストン交響楽団とショスタコーヴィチの交響曲全集に挑戦しています。第1弾は米国グラミー賞を受賞、そして続く第2弾の交響曲第4番と第11番のレコーディングでも2年連続のグラミー賞受賞です。速いテンポで緊張感が漂う第4番は特に聴き応えがあります。
ボストン交響楽団の音楽監督であるアンドリス・ネルソンスは、3シーズン目の2016年にブラームス・チクルスを実施し、4つの交響曲をライヴ録音しました。ショスタコーヴィチの交響曲録音で米国グラミー賞を受賞した相性抜群のネルソンスとボストン響がブラームスをどのように演奏したのでしょうか。
オーケストラの定番レパートリー、ブラームスの交響曲。4つの中では苦悩が感じられる第1番が特に演奏回数が多いですが、牧歌的な第2番、優雅な第3番、枯淡の美しさがある第4番と、全て名曲です。古今東西、数多いブラームスの交響曲のレコーディングの中から良い演奏を見付けるのはなかなか大変。これまで聴いてきたオススメを紹介します。
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