春の訪れに聴きたいクラシック音楽

春を告げる白梅

この頃は朝の寒さも和らいできて、昼間は上着無しでも過ごせるくらいになりましたね。近くの公園でも白梅が少しずつ花を付け始めていて、いよいよ春が来ているんだなという実感が湧いてきます。

春を告げる白梅
春を告げる白梅

厳しい寒さ、太陽が出ている時間が短い冬は聴く音楽も短調の作品が多かったですが、暖かくなってくると聴く音楽も衣替えをしたくなりますね。春が近付いている今だからこそ、どんな曲を聴くのがピッタリでしょうか。

ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」の第5楽章

私が思う春の訪れにピッタリな曲は、クラシック音楽の定番とも言えるベートーヴェンの「田園」交響曲。「英雄」や「運命」など、ベートーヴェンの交響曲には通称がある曲もありますが、この交響曲第6番はベートーヴェン自身が珍しく交響曲に標題を付け、「田舎での生活の思い出」を描いてます。

第1楽章から第5楽章まであり、それぞれにも標題が付いています。

  • 第1楽章:「田舎に到着したときの愉快な感情の目覚め」
  • 第2楽章:「小川のほとりの情景」
  • 第3楽章:「田舎の人々の楽しい集い」
  • 第4楽章:「雷雨、嵐」
  • 第5楽章:「牧歌 嵐の後の喜ばしい感謝の気持ち」

この曲は田舎に来たときの風景を描いた作品ですが、第4楽章で猛烈な嵐が押し寄せます。もう耐えられないほどにこれでもかと押し寄せる嵐が静まると、ふっと第5楽章で光が差し込み、平穏な音楽が戻ってきます。ここが厳しい寒さから暖かくなって植物も新芽や花を付け始める春にピッタリだと思うんですよね。

オススメの「田園」交響曲の演奏は?

そんな「田園」交響曲のオススメの演奏は、カール・ベーム指揮のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の録音を挙げたいと思います。

ベートーヴェン交響曲第6番「田園」 カール・ベーム/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1971年)
ベートーヴェン交響曲第6番「田園」 カール・ベーム/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1971年)

1971年の録音でだいぶ古いですが、ドイツ=オーストリア音楽に定評のあったベームの指揮と、その名パートナーで柔らかい響きが持ち味のウィーンフィルが相性抜群の演奏で、第4楽章でも厳しい表情を見せた「嵐」の情景も、第5楽章でふっと晴れ間が渡ります。春に聴くにはピッタリの曲だと思います。

紹介記事:カール・ベーム とウィーンフィルの交響曲「田園」

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