マーラー交響曲全集 ジュゼッペ・シノーポリ/フィルハーモニア管弦楽団 アイキャッチ画像
イタリア出身の指揮者ジュゼッペ・シノーポリは、イギリスのフィルハーモニア管弦楽団の首席指揮者時代に、マーラーの交響曲全集を完成させました。心理学を学んだシノーポリによる独自の解釈で、決して表面的な美しさやエキゾチックさだけではない新たなマーラー像を描いています。
ブルックナー交響曲選集 ジュゼッペ・シノーポリ/シュターツカペレ・ドレスデン(1987-99年) アイキャッチ画像
イタリア出身の名指揮者ジュゼッペ・シノーポリは、シュターツカペレ・ドレスデンとブルックナーの交響曲に取り組みました。残念ながらシノーポリの急死によって全集にはならず6つの交響曲の選集となってしまいましたが、シノーポリならではの深い解釈とドレスデンの古豪の響きがする名演に仕上がっています。
マーラー交響曲第1番「巨人」 クラウス・テンシュテット/シカゴ交響楽団(1990年)
マーラーを得意とした指揮者クラウス・テンシュテットは交響曲全集の他にライヴ録音でもいくつか録音しています。シカゴ交響楽団への唯一の客演となった1990年4月〜5月の演奏会では交響曲第1番「巨人」を演奏。陽の光が差し込むような第1楽章や踊るような躍動感のある第2楽章など聴きどころが満載です。
ブルックナー交響曲第8番 ギュンター・ヴァント/北ドイツ放送交響楽団(1990年11月3日@サントリーホール)
ギュンター・ヴァントと北ドイツ放送交響楽団は1990年11月3日にサントリーホールでブルックナーの交響曲第8番を演奏します。NHKが放送用に撮影した音源からAltusレーベルがCDをリリース。悠々としたブルックナーのこの作品の本質に迫っています。
マーラー交響曲第5番 サー・ゲオルグ・ショルティ/シカゴ交響楽団(1990年)
ゲオルグ・ショルティがシカゴ交響楽団の音楽監督に就任して最初に録音したのがマーラーの交響曲第5番。それから20年後、ショルティ/シカゴ響はウィーンで同曲をライヴ録音します。旧録音よりもまろやかさが増した再録音では、ショルティの演奏スタイルの変化も感じられます。
シューマン交響曲全集 リッカルド・シャイー/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1988-1991年)
リッカルド・シャイーは首席指揮者を務めていたロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団と1988年から91年にかけてシューマンの交響曲全集を録音しています。コンセルトヘボウ管のきらびやかなサウンドを活かし、フレッシュな演奏に仕上がっています。後のゲヴァントハウス管とのマーラー編曲版による全集とは違うテイストです。
クラウディオ・アバド シンフォニーエディション
クラウディオ・アバドはベルリンフィルと1988年から1991年にかけてブラームスの交響曲全集を完成させています。帝王ヘルベルト・フォン・カラヤン時代のオーケストラを引き継ぎ、新しい時代へと向かうアバドが、ベルリンフィルと情熱的で感情がほとばしるブラームスを聴かせてくれます。特に交響曲第4番は素晴らしいです。
マーラー交響曲選集 ベルナルト・ハイティンク/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1987-1993年)
ベルナルト・ハイティンクは1987年から1993年にかけてベルリンフィルを指揮してマーラーの交響曲第1番〜7番、10番第1楽章を録音。全集の予定だったはずが、フィリップスレーベルの経営危機によって未完に終わってしまった選集です。カラヤン亡き後のベルリンフィルを指揮して、新たな時代を到来させたことを感じさせてくれます。
ザルツブルク音楽祭1990の「仮面舞踏会」 プラシド・ドミンゴ
1990年のザルツブルク音楽祭では、ヴェルディの「仮面舞踏会」が再上演。前年にヘルベルト・フォン・カラヤンの急逝によりピンチヒッターを務めたサー・ゲオルグ・ショルティが、カラヤンの意思を受け継ぎ、ショルティらしい躍動感あるオペラに仕上げました。どのような演奏なのでしょうか。
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