ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番を指揮するベルナルト・ハイティンク(2019年)
オランダ出身の指揮者、ベルナルト・ハイティンクはマーラーの作品を得意としていました。ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団との交響曲全集、選集ではロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のマチネ・コンサート、ベルリンフィル、シカゴ響、バイエルン放送響など数多いです。あまりに多すぎてカバーしきれないぐらいですが、この記事ではハイティンクのオススメのマーラー録音をまとめています。
クラウディオ・アバド シンフォニーエディション
クラウディオ・アバドは2回目となるベートーヴェンの交響曲全集を、首席指揮者を務めるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とライヴ録音しました。ヨーロッパ・コンサートでの第9の演奏の後、胃がんの手術をおこなって休養に入ったアバド。復帰後に聖チェチーリア音楽院で第1番から第8番をライヴ録音しました。情熱がほとばしっています。
Beethoven_wiki
楽聖ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの交響曲は古今東西、録音も膨大な数があります。フルトヴェングラー、クリュイタンス、ヨッフム、カラヤン、ショルティ、アバド、ラトル、ティーレマン、ヤンソンス、シャイー、ネルソンスなど、私が実際に聴いてきた録音からオススメの録音や名盤を紹介します。
ベートーヴェン交響曲全集 アンドレ・クリュイタンス/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1957-1960年)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と初めてベートーヴェンの交響曲全集を録音したのは、ベルギー出身でフランス音楽を得意としたアンドレ・クリュイタンス。1957年から1960年の録音で、雄大で堂々とした風格。これを聴くとなぜ彼が最初の全集の指揮者に選ばれたのか、よく分かります。
ブルックナー交響曲全集 オイゲン・ヨッフム/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団&バイエルン放送交響楽団(1958-1966年)
ブルックナーの大家として知られる指揮者、オイゲン・ヨッフムは2回交響曲全集を完成させています。1回目は1958年から1967年にかけてベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とバイエルン放送交響楽団を振り分けて完成させました。重厚感があり、ドイツならではの厳しくも武骨な演奏をおこなっています。
ヘルベルト・フォン・カラヤン シンフォニーエディション
ヘルベルト・フォン・カラヤンはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮して、1975年から1981年にかけてブルックナーの交響曲全集をレコーディングしています。響きにこだわったカラヤンらしく流麗で聴きやすいサウンドが特徴。楽譜は意外にもハース版を多めに使用していました。
ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」 カール・ベーム/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1961年)
20世紀を代表する指揮者の一人、カール・ベーム。ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」を1961年に録音しており、重厚な響きが残るベルリンフィルと足しも引きもしない質実剛健な「英雄」を演奏しています。ウィーンフィルとの全集とは一味違うベーム&ベルリンフィルの貴重な録音です。
R.シュトラウス アルプス交響曲 ヘルベルト・フォン・カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1980年)
20世紀を代表する指揮者の一人、ヘルベルト・フォン・カラヤンはR.シュトラウスを大変得意にしていました。ただ、アルプス交響曲については1980年の録音が初めてのレコーディングとなっています。ゆっくりと噛み締めていくように進んでいく音楽と、美しい響きが特徴的です。
ベートーヴェン交響曲第6番「田園」 ヘルベルト・フォン・カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1976年)
ヘルベルト・フォン・カラヤンとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団は2度目となるベートーヴェンの交響曲全集を1970年代に録音しています。1976年の「田園」の録音では、 カラヤン の研ぎ澄まされた響きが細部までこだわっています。
シェーンベルク「浄夜」 ヘルベルト・フォン・カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1973年)
ヘルベルト・フォン・カラヤンが1973年から1974年にかけて録音した、新ヴィーン楽派の作品。その中でもシェーンベルクの「浄夜」はカラヤン美学の究極とも言うべき演奏で、非常に評価が高い演奏。ベルリンフィルの機能を活かして、近代曲でもこんなにすごい演奏ができるんだぞと示しているような気がします。
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