カルロ・マリア・ジュリーニは晩年にロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団を指揮して円熟した音楽を作り出しました。ドビュッシーとラヴェルのライヴ録音のアルバムは日本のレコードアカデミー賞を受賞した名盤です。「マ・メール・ロワ」では豊かな響きで心温まる演奏です。
マリス・ヤンソンスは2014年3月にブルックナーの交響曲第9番をロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団とライヴ録音しています。コンセルトヘボウ管の豪華なサウンドを存分に鳴らしつつ、意外に厳しい表情を見せる厳かな音楽です。
ベルナルト・ハイティンクは唯一のマーラー交響曲全集録音を、首席指揮者を務めていたロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団と1962年から1971年にかけて行いました。コンセルトヘボウ管の艶のある響きで、進化途中の若かりしハイティンクの足跡を感じさせるアルバムです。後の再録音と比べると興味深いです。
ベルナルト・ハイティンクは首席指揮者を務めていたロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団と、1977年から1987年にかけてクリスマス・マチネの演奏会でマーラーの交響曲を演奏しています。ライヴならではの気迫と、コンセルトヘボウ管の滑らかなサウンドが聴き応えがあります。
ベートーヴェンの交響曲全集とは別の、ベルナルト・ハイティンクとロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の第九。1980年10月のコンセルトヘボウでの演奏で、ハイティンクにしては当時珍しかったライヴ録音。ライヴならではの臨場感もあり、各楽器の旋律を引き出したハイティンクの整ったバランス感覚も見事です。
2014年12月25日、マリス・ヤンソンスとロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団はクリスマス・マチネ・コンサートを開き、マーラーの交響曲第4番を演奏しました。ソプラノに人気のアンナ・プロハスカを迎えて、充実した歌声を聴かせてくれます。マリス・ヤンソンス退任時のラジオ放送音源集に含まれていたDVDです。
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