マーラーを得意としたクラウディオ・アバド。2003年から2010年にかけて、自ら音楽監督を務めたルツェルン祝祭管弦楽団を指揮してルツェルン音楽祭で交響曲第1番から第7番と第9番を演奏しています。映像で見るからこそ味わえるアバドがたどり着いた境地。現代の最高峰のマーラー演奏と言えるでしょう。
2013年8月末。ルツェルン音楽祭でシューベルトの交響曲「未完成」とブルックナーの交響曲第9番を演奏したコンサートが、クラウディオ・アバド最後のコンサートとなりました。そのブルックナーの交響曲第9番のレコーディングは、英国グラモフォン賞の「レコーディング・オブ・ザ・イヤー」を受賞。どのような演奏なのでしょうか。
オーケストラの定番レパートリー、ブラームスの交響曲。4つの中では苦悩が感じられる第1番が特に演奏回数が多いですが、牧歌的な第2番、優雅な第3番、枯淡の美しさがある第4番と、全て名曲です。古今東西、数多いブラームスの交響曲のレコーディングの中から良い演奏を見付けるのはなかなか大変。これまで聴いてきたオススメを紹介します。
ルツェルン音楽祭2007夏では、アバド/ルツェルン祝祭管がマーラーの交響曲第3番を演奏。アバドの深い解釈、ルツェルン祝祭管とのじっくり作り上げたハーモニーで、この曲の最高峰の名演となりました。演奏後のアバドの指揮棒が下りるまで、聴衆も拍手を我慢して固唾を飲んで見守っていました。
ルツェルン音楽祭2011夏でクラウディオ・アバドとルツェルン祝祭管弦楽団が演奏したブルックナー交響曲第5番のレビューです。
スイスの夏の名物イベント、ルツェルン音楽祭。2019年の演奏会ではオール・ラフマニノフ・プログラムを披露したリッカルド・シャイーとルツェルン祝祭管弦楽団。ピアノ独奏のデニス・マツーエフの力強いピアノ協奏曲第3番や、色とりどりのサウンドで魅了した交響曲第3番など、名演揃いでした。
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