ルツェルン音楽祭2007夏では、アバド/ルツェルン祝祭管がマーラーの交響曲第3番を演奏。アバドの深い解釈、ルツェルン祝祭管とのじっくり作り上げたハーモニーで、この曲の最高峰の名演となりました。演奏後のアバドの指揮棒が下りるまで、聴衆も拍手を我慢して固唾を飲んで見守っていました。
1994年12月、イギリス・ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスで演奏された「椿姫」。本番直前にショルティ自身がテレビ局に掛け合ってライヴ中継を決断させ、ヴィオレッタ役を務めたアンジェラ・ゲオルギューを世界的スターに押し上げた伝説的な公演です。
1970年代にサー・ゲオルグ・ショルティがシカゴ交響楽団と録音した1回目のベートーヴェンの交響曲全集。その中でも1972年に録音された交響曲第9番「合唱付き」は、オペラで鍛えたショルティらしく稲妻が落ちるような迫力があり、劇的な効果を生み出しています。
2019年11月8日、ニューヨークのカーネギー・ホール。マリス・ヤンソンスとバイエルン放送交響楽団は、R.シュトラウスとブラームスのプログラムで演奏を行いました。体調不良だったヤンソンスの最後のコンサートとなり、3週間後に他界されてしまいます。儚くて美しい、極限美のラスト・コンサートです。
NHK音楽祭2008では第3夜にマリス・ヤンソンスとロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団が登場。ブラームスとR.シュトラウスのプログラムでしたが、交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」は、演奏後に大声で「ブラァボー」と絶賛された演奏です。
NHK音楽祭2011で高い注目を受けたのは、エフゲニー・キーシンがソリストを務めた第4夜。気心の知れたヴラディーミル・アシュケナージの指揮でシドニー交響楽団とショパンのピアノ協奏曲第1番を披露しました。後半はアシュケナージ得意のラフマニノフの交響曲第2番を熱演。
ポーランド出身のピアニスト、クリスティアン・ツィメルマンが21〜22歳で録音したショパンのピアノ協奏曲全集。イタリア出身の指揮者カルロ・マリア・ジュリーニが指揮するロスフィルが歌心ある伴奏で、それに応えるかのように繊細で甘酸っぱいツィメルマンのピアノは、まさに青春。
サー・ゲオルグ・ショルティとシカゴ交響楽団の2回目のベートーヴェン交響曲全集から第3番「英雄」を紹介。旧録以上に低音部の厚みが増し、迫力と美しさが両立する演奏で、数ある「英雄」の録音の中でも特に素晴らしい演奏だと思います。
ブルックナーで最も伸びやかな交響曲、第4番「ロマンティック」。この作曲家を得意とするウィーンフィルの演奏で、指揮はカール・ベームの録音を紹介しています。牧歌的な素朴さもあるこの作品の魅力を最大限引き出した名盤で、レコード・アカデミー賞を受賞しています。
ルツェルン音楽祭2011夏でクラウディオ・アバドとルツェルン祝祭管弦楽団が演奏したブルックナー交響曲第5番のレビューです。






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