ベートーヴェン交響曲全集 サー・ゲオルグ・ショルティ/シカゴ交響楽団(1986-89年)
サー・ゲオルグ・ショルティとシカゴ交響楽団は2回目のベートーヴェンの交響曲全集を1986年から89年にかけてレコーディングしました。マッシブだった旧録音に比べて、滑らかで柔らかみを増した演奏。第九は米グラミー賞を獲得しています。デジタル録音で音質も良いです。
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ベートーヴェンの交響曲第9番、通称「第九」の録音は数多くあり、名曲だけに名演も多いのですが、どれが良いのか迷いますよね。フルトヴェングラー、ショルティ、ハイティンク、シャイーなどなど、私がこれまで聴いてきた録音の中から、オススメしたいと思う名演、名盤を紹介しています。
マーラー交響曲第9番 サー・ゲオルグ・ショルティ/シカゴ交響楽団(1982年)
サー・ゲオルグ・ショルティはマーラーの交響曲第9番を1967年にロンドン交響楽団と録音していますが、1982年に音楽監督を務めるシカゴ交響楽団と再録音しています。テンポは少しゆったりとしバランスの取れた演奏で米国グラミー賞を受賞した名盤です。
ヴァーグナー楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」 サー・ゲオルグ・ショルティ/シカゴ交響楽団(1995年)
サー・ゲオルグ・ショルティが晩年1995年9月にシカゴ交響楽団とライヴ録音したヴァーグナーの楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』全曲録音。晩年の穏やかさも併せ持ち、ショルティのエネルギーを感じる演奏。米国グラミー賞と日本のレコード・アカデミー賞をダブル受賞した名盤です。
メンデルスゾーン交響曲第3番「スコットランド」・第4番「イタリア」 サー・ゲオルグ・ショルティ/シカゴ交響楽団(1985年)
ゲオルグ・ショルティはメンデルスゾーンの交響曲を1985年4月にシカゴ交響楽団を指揮してオーケストラ・ホールでセッション録音しました。第3番「スコットランド」と第4番「イタリア」とも速めのテンポで押し切り、辛口のキレのある演奏でシンフォニックに描いています。
チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」 サー・ゲオルグ・ショルティ/シカゴ交響楽団(1976年)
サー・ゲオルグ・ショルティは意外にもチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」を1回しか録音しませんでした。唯一の録音が1976年5月のシカゴ交響楽団との演奏。メディナ・テンプルでの凝縮された録音で、引き締まった辛口でシャープな世界観を表しています。
モーツァルト 交響曲第40番&第41番 サー・ゲオルグ・ショルティ/ヨーロッパ室内管弦楽団(1984年)
モーツァルトのオペラを多く演奏、録音してきたサー・ゲオルグ・ショルティですが、意外にも交響曲は録音がわずかです。後期交響曲の第40番と41番は初録音となったヨーロッパ室内管と1984年6月におこなわれました。楽譜に忠実ながらも引き締まった表情を見せるショルティのモーツァルトです。
ベルリオーズ 幻想交響曲 サー・ゲオルグ・ショルティ/シカゴ交響楽団(1972年)
名盤が多いサー・ゲオルグ・ショルティとシカゴ交響楽団の初期録音ですが、1972年5月に録音されたベルリオーズの「幻想交響曲」はその代表作。米国グラミー賞のベスト・アルバムを含む三冠を受賞しています。オーケストラを鳴らし切ったスケールと溢れる躍動感がすごいです。
R.シュトラウス アルプス交響曲 サー・ゲオルグ・ショルティ/バイエルン放送交響楽団(1979年)
R.シュトラウスを得意としたサー・ゲオルグ・ショルティは、オペラや管弦楽曲を数多く録音しています。アルプス交響曲は意外にもバイエルン放送交響楽団との共演で、様々に変わる山の様子をドラマティックに表しています。バイエルン放送響を鳴らしきってガシガシと突き進む登山道にも注目です。
マーラー交響曲第7番「夜の歌」 ゲオルグ・ショルティ/シカゴ交響楽団(1971年)
1969年にシカゴ交響楽団の音楽監督に就任したゲオルグ・ショルティは目覚ましい活躍をおこない、第二の黄金時代を迎えました。1971年5月に録音されたマーラーの交響曲第7番「夜の歌」は、近代的なこの作品を見通し良くドラマティックな演奏に仕上げています。米国グラミー賞を受賞した名盤です。
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