ゲオルグ・ショルティはウィーンフィルを指揮してデッカ・レーベルでヴァーグナーの楽劇『ニーベルングの指環』を全曲録音するという大プロジェクトを開始しました。第1弾が1958年の『ラインの黄金』。エネルギッシュなショルティとウィーンフィル、デッカの優秀技術もあり、レコードの可能性を広げた記念碑的な録音となりました。
マリス・ヤンソンスはオペラをほとんど指揮しませんでしたが、オスロ・フィルと1991年8月にヴァーグナーのオペラ作品を録音しています。1979年に首席指揮者に就任してから、オスロ・フィルを世界的レベルにまで高めたと言われているヤンソンス。そのヴァーグナーの演奏はどのようなものなのでしょうか。
マリス・ヤンソンスはオペラをほとんど指揮しませんでしたが、ヴァーグナーの管弦楽曲はいくつか録音しています。2008年3月にバイエルン放送響とライヴ録音した演奏は、ヤンソンスらしいまろやかさ、極上の美しさが特徴です。
2019年のバイロイト音楽祭で、指揮者ヴァレリー・ゲルギエフがついにバイロイトデビューを果たしました。しかも名曲「タンホイザー」での指揮です。トビアス・クラッツァーにいよる大胆で面白い演出で、バイロイト音楽祭の中でも大好評だった『タンホイザー』のレビューです。
ザルツブルク音楽祭2012に登場したマリス・ヤンソンスとウィーン・フィルハーモニー管弦楽団は、R.シュトラウス、ヴァーグナー、ブラームスといったドイツ・ロマン派のプログラムを演奏しました。ヤンソンスらしからぬ白熱したノリノリの指揮で勢いのある演奏をおこなっています。
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