現代を代表するピアニストの一人、マルタ・アルゲリッチは1998年にシャルル・デュトワ指揮モントリオール交響楽団とショパンのピアノ協奏曲2つを録音しています。癌の手術後の翌年の一球入魂の演奏は、日本と英国の音楽賞を受賞した名盤です。
ヘルベルト・フォン・カラヤンとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団は2度目となるベートーヴェンの交響曲全集を1970年代に録音しています。1976年の「田園」の録音では、 カラヤン の研ぎ澄まされた響きが細部までこだわっています。
サー・ゲオルグ・ショルティはブラームスの交響曲全集を1回だけ録音しています。1978年から1979年にかけてシカゴ交響楽団を指揮した演奏で、贅肉の無い引き締まった演奏で劇的な音楽を生み出しています。米国グラミー賞の最優秀クラシカルアルバムとオーケストラ録音の2冠を受賞した名盤です。
アンドリス・ネルソンスはボストン交響楽団とショスタコーヴィチの交響曲全集に挑戦しています。第1弾は米国グラミー賞を受賞、そして続く第2弾の交響曲第4番と第11番のレコーディングでも2年連続のグラミー賞受賞です。速いテンポで緊張感が漂う第4番は特に聴き応えがあります。
ヘルベルト・フォン・カラヤンはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と2回目のベートーヴェン交響曲全集録音を1975年から1977年に実施し、米国グラミー賞を受賞しています。そこに含まれている第九は計4ヶ月も掛けてセッション録音しています。カラヤンとベルリンフィル全盛期の美しくて厚みのある聴きやすい第九です。
レナード・バーンスタインが1988年にシカゴ交響楽団を指揮してライヴ録音したショスタコーヴィチの交響曲第7番「レニングラード」。ゆったりとしたテンポから始まり、カオスへと盛り上げるバーンスタインとシカゴ響渾身の演奏。米国グラミー賞を受賞した名盤です。
レナード・バーンスタインは1979年10月のベルリン芸術週間でのコンサートに唯一、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の指揮台に立ちました。演奏したのはマーラーの交響曲第9番。濃厚で、キズもあり、ライヴならではの白熱した演奏です。没後にリリースされたCDで、米国グラミー賞のベスト・アルバムと日本レコードアカデミー賞の大賞を受賞した名盤です。
1970年代にサー・ゲオルグ・ショルティがシカゴ交響楽団と録音した1回目のベートーヴェンの交響曲全集。その中でも1972年に録音された交響曲第9番「合唱付き」は、オペラで鍛えたショルティらしく稲妻が落ちるような迫力があり、劇的な効果を生み出しています。
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