オランダ出身の指揮者ベルナルト・ハイティンクは交響曲の全集も多いですが、1980年代にロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団を指揮して録音したシューマンの交響曲全集は、いぶし銀のコンセルトヘボウ・サウンドによる渋い演奏で、枯淡の味わいがあります。全集の決定盤とも評される録音です。
ブルックナーを得意とした指揮者ベルナルト・ハイティンクは、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団と交響曲全集を完成させていますが、後期交響曲を再録音しています。1981年11月に録音された交響曲第9番は、いぶし銀のような当時のコンセルトヘボウ・サウンドが感じられる渋味わい深い演奏です。
ベルナルト・ハイティンクは2006年のシーズンからシカゴ交響楽団の首席指揮者に就任していますが、CSO Resoundでライヴ録音を次々とレコーディングしています。2008年5月のショスタコーヴィチの交響曲第4番は、ゆったりとしたスケールで凶暴なほどの姿を描いています。米国グラミー賞受賞盤。
オランダ出身の名指揮者、ベルナルト・ハイティンクは2019年に指揮者のキャリアに終止符を置きましたが、2021年10月21日にオランダのご自宅で逝去されました。世界のオーケストラ、ファンから愛された至高の指揮者を讃え、首席指揮者を務めたオーケストラなどからの追悼をまとめます。
オランダ出身の指揮者、ベルナルト・ハイティンクは1989年11月にシュターツカペレ・ドレスデンを指揮してベートーヴェンの唯一の歌劇『フィデリオ』を録音しています。ハイティンクらしいバランス感覚の長けたオーケストラの演奏に、レオノーレ役のジェシー・ノイマンが魅力たっぷりに歌声を披露します。
ヴラディーミル・アシュケナージは盟友ベルナルト・ハイティンクとともに1981年と1982年にブラームスのピアノ協奏曲を録音しています。オーケストラは第1番がロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団でいぶし銀の渋さで魅了し、第2番はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が柔らかい音色で理想的な演奏をおこなっています。
グスタフ・マーラーの演奏に定評あるオランダのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団。2009年から2011年にオムニバスの指揮者によるマーラー交響曲全集をライヴ映像で完成させています。当時首席指揮者だったマリス・ヤンソンスを始め、ベルナルト・ハイティンク、ピエール・ブーレーズなど錚々たる指揮者が登場した豪華な演奏でした。
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