ベートーヴェン ピアノ・ソナタ集 福間洸太朗(2019年)
日本が誇る世界的ピアニスト、福間洸太朗による初のベートーヴェン・アルバムは、ピアノ・ソナタ第17番「テンペスト」、第24番「テレーゼ」、そして最後の第32番。間合いをたっぷりと取った深い解釈で、ベートーヴェンの極上の音楽を聴かせてくれます。
シューマン ピアノ協奏曲 エフゲニー・キーシン/カルロ・マリア・ジュリーニ/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1992年)
エフゲニー・キーシンは自伝でカルロ・マリア・ジュリーニに対して尊敬の念を抱いていたことが明らかになっていますが、1992年5月、サルヴァトーレ・アッカルドの代役として、キーシンはジュリーニ/ウィーンフィルと共演し、シューマンのピアノ協奏曲を演奏します。
マーラー交響曲第6番「悲劇的」 リッカルド・シャイー/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1989年)
リッカルド・シャイーとロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団は1989年から2004年に掛けてマーラーの9つの交響曲を録音し、全集を完成させました。その最初となった交響曲第6番「悲劇的」はゆったりとしたテンポで丁寧に演奏されていきます。レビューを記事にまとめました。
ブラームス交響曲全集 アンドリス・ネルソンス/ボストン交響楽団(2016年)
ボストン交響楽団の音楽監督であるアンドリス・ネルソンスは、3シーズン目の2016年にブラームス・チクルスを実施し、4つの交響曲をライヴ録音しました。ショスタコーヴィチの交響曲録音で米国グラミー賞を受賞した相性抜群のネルソンスとボストン響がブラームスをどのように演奏したのでしょうか。
ヘルベルト・フォン・カラヤン シンフォニーエディション
ヘルベルト・フォン・カラヤンはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と2回目のベートーヴェン交響曲全集録音を1975年から1977年に実施し、米国グラミー賞を受賞しています。そこに含まれている第九は計4ヶ月も掛けてセッション録音しています。カラヤンとベルリンフィル全盛期の美しくて厚みのある聴きやすい第九です。
モーツァルト レクイエム K626 ベーム/ウィーンフィル(1971年)
カール・ベームは1971年4月にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とモーツァルトのレクイエムを録音しています。ベームにとってはウィーン交響楽団以来15年ぶりの録音で、晩年の特徴であるゆったりとしたテンポで、ウィーンフィルの美音と充実した歌手陣の歌声を披露しています。レクイエムの定盤です。
ショスタコーヴィチ交響曲第10番 カラヤン/ベルリンフィル(1966年)
指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンは、同年代の作曲家ドミトリ・ショスタコーヴィチの交響曲を第10番だけ演奏、録音しました。ここで紹介する1966年の演奏では、カラヤンの完璧な音楽作りと壮年期の切れ味鋭いシャープな指揮、そしてベルリンフィルの名技が合わさった圧巻の演奏に仕上がっています。
マーラー交響曲第9番 グスターヴォ・ドゥダメル/ロサンゼルス・フィルハーモニック(2012年)
ベネズエラ出身の指揮者グスターヴォ・ドゥダメルは2012年にロサンゼルス・フィルハーモニックを指揮してマーラーの大作、交響曲第9番をライヴ録音しています。ドゥダメルらしいフレッシュさで健康的な演奏ですが、第4楽章の美しさは別格です。
ショパン バラード全集 マウリツィオ・ポリーニ (1999年)
現代最高のピアニストの一人、マウリツィオ・ポリーニは1999年のショパンの没後150周年のアニバーサリーで、バラード全集を録音しています。これまでのショパン像を劇的に変えてしまう、雄大でオペラのようなドラマティックな演奏です。日本のレコード・アカデミー賞を受賞した名盤です。
ベルナルト・ハイティンク/コンセルトヘボウ管 ブラームス/ブルックナー/マーラー交響曲全集
ベルナルト・ハイティンクは唯一のマーラー交響曲全集録音を、首席指揮者を務めていたロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団と1962年から1971年にかけて行いました。コンセルトヘボウ管の艶のある響きで、進化途中の若かりしハイティンクの足跡を感じさせるアルバムです。後の再録音と比べると興味深いです。
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