ヘルベルト・フォン・カラヤンはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮して、1975年から1981年にかけてブルックナーの交響曲全集をレコーディングしています。響きにこだわったカラヤンらしく流麗で聴きやすいサウンドが特徴。楽譜は意外にもハース版を多めに使用していました。
20世紀を代表する指揮者の一人、カール・ベーム。ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」を1961年に録音しており、重厚な響きが残るベルリンフィルと足しも引きもしない質実剛健な「英雄」を演奏しています。ウィーンフィルとの全集とは一味違うベーム&ベルリンフィルの貴重な録音です。
ブルックナーを得意とした指揮者ベルナルト・ハイティンクは、首席指揮者を務めていたシカゴ交響楽団とブルックナーの交響曲第7番をライヴ録音しました。さらにゆっくりになった演奏で、シカゴ響の技量を持って丁寧にブルックナーの音楽を演奏しています。
ブルックナーを得意としたベルナルト・ハイティンクは録音も数多いですが、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団とは交響曲全集も完成させています。その一方で1978年に録音されたもう一つの交響曲第7番の録音もあり、アナログ時代の柔らかい響きで穏やかな演奏をおこなっています。
20世紀を代表する指揮者の一人、ヘルベルト・フォン・カラヤンはR.シュトラウスを大変得意にしていました。ただ、アルプス交響曲については1980年の録音が初めてのレコーディングとなっています。ゆっくりと噛み締めていくように進んでいく音楽と、美しい響きが特徴的です。
ヘルベルト・フォン・カラヤンとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団は2度目となるベートーヴェンの交響曲全集を1970年代に録音しています。1976年の「田園」の録音では、 カラヤン の研ぎ澄まされた響きが細部までこだわっています。
寒い冬が終わりを迎え、徐々にですが春が近付いてきましたね。近くの公園でも白梅の花が付け始めました。明るくて、柔らかな、そんな音楽が聴きたくなってきますが、春にこそ聴きたいクラシック音楽の曲とオススメの録音を紹介していきます。
サー・ゲオルグ・ショルティは意外にもチャイコフスキーの交響曲第4番を1回しか録音しませんでした。それが1984年5月のシカゴ交響楽団との演奏で、スーパーオーケストラのシカゴ響を鳴らしきり、辛口の引き締まった演奏に仕上がっています。
20世紀を代表する指揮者の一人、カール・べーム が1970年代にウィーンフィルと録音したベートーヴェンの交響曲全集。その中でも交響曲第6番「田園」はウィーンフィルのふくよかな響きを活かして理想的な演奏をおこなっています。
ヘルベルト・フォン・カラヤンが1973年から1974年にかけて録音した、新ヴィーン楽派の作品。その中でもシェーンベルクの「浄夜」はカラヤン美学の究極とも言うべき演奏で、非常に評価が高い演奏。ベルリンフィルの機能を活かして、近代曲でもこんなにすごい演奏ができるんだぞと示しているような気がします。
最近のコメント